Mやけど。【luz】

苦いのは嫌い。 ページ23

「寝ちゃったかぁ……。残念。」

あのまま意識を手放して寝たらしい。
ってかさ、

「よく全身装備で気持ち良さそうに寝れるね。るす。」

フルコース装備でも子供みたいな寝顔で寝てる。才能の開花かな。

「起こさないように外してやるか。」

そういって動こうとすると、自分の足がるすのアレまみれになってることに気付く。

「…………やっぱり外すだけ外して起こすか。」

前言撤回。処理もしてもらわなければ。

起こすために、少し雑に道具をはずしていく。いくつか外し、最後は首輪だけっと。


「何で外すん。嫌や。」

「寝にくいのに？夜中のおはよう。」

起きて一言目に首輪を外すなと。まぁ起きたからよしとしよう。

眠そうな目で見つめてくる。首輪は握りしめ続ける。

「あのさ、足、綺麗にして？」

眠そうな目が一転、嬉々とした目に。
スイッチ押すのがはやすぎる。

「はい！もちろんです！じゃあ右足から……んっ、はむっ。……おいひぃ！いっぱい綺麗にしまふへぇ…！！」


妙に舐めるのが上手い。そのせいで、変な声が出る。

「……んっ、指の間とかぁ…！！」

「自分のやつ、おいひくなぃ…！！いっぱぃAの足舐めたぃのにぃ………！！」

アレをとればいいところをるすは自己満足として私の足を舐め続ける。

お仕置きかな……？

「ねぇ、誰も私の足を舐めるとは言ってないの。何勝手にしてるの？」

「……んあっ！！ごめんなさい。つい……。」

「お仕置き。るすは首しめって好き？」

有無も聞かず、るすの上に馬乗りになって、じわじわとしめていく。

「んっ、はぁはぁ……くっるしぃ……！！」

言葉とは逆に、私の背中にるすのアレが当たる。なんだ元気じゃん。


しばらくしたら背中が少し暖かくなる。

「もしかして？イッたの？今ので？」

「はぁ……だって、Aのお仕置きなんだぁって思ったからぁ……！！」

少しばかり言い訳する表情にキュンとする。赤い顔で涙を流しながら、首輪を握る姿。首には真っ赤な痕。


「お仕置きのお仕置き？今のとさっきのと。ちゃーんと自分で綺麗にしてね？」

「苦いのぉ……やだぁ……！！」


その後は一人で処理する姿をずっと傍観し続けた。

お人形さんみたいに。→←声は狂気。

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