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捌拾伍ノ話 ページ36

蜜璃・無一郎・A「「『!?』」」

蜜璃「痣?」

あまね様「戦国の時代、鬼舞辻無惨をあと一歩という所まで追い詰めた始まりの呼吸の剣士たち。彼らは全員に鬼の紋様と似た痣が発言していたそうです」

不死川・伊黒・冨岡「「「!?」」」

あまね様「伝え聞くなどして御存じの方は御存じです」

不死川「俺は初耳です。何故伏せられていたのです?」

あまね様「痣が発現しない為思い詰めてしまう方が随分いらっしゃいました。それ故に痣については伝承が曖昧な部分が多いです。当時は重要視されていなかったせいかもしれませんし、鬼殺隊がこれまで何度も壊滅させられかけその過程で継承が途切れていたからかもしれません」

あまね様「ただ一つはっきりと記し残されていた言葉があります」

ー”痣の者が一人現れると共鳴するように周りの者たちにも痣が現れる”ー

「始まりの呼吸の剣士の一人の手記にそのような文言がありました」

あまね様「今この世代で最初に痣が現れた方、柱の階級ではありませんでしたが竈門炭治郎様、彼が最初の痣の者。ですが御本人にもはっきりとした痣の発現の方法がわからない様子でしたので」

「ひとまず置いておきましたが、この度それに続いて柱の御三方が覚醒された御教示願います。甘露寺様、時透様、星香様」

蜜璃「はっはい!!あの時はですね確かに体が凄く体が軽かったです!!えーっとえーっとぐあああ〜ってきました!!グッてしてぐぁーって!心臓とかばくんばくんして耳もキーンとしてメキメキメキイッって!!」

……?

伊黒「……」

蜜璃「申し訳ありません。穴があったら入りたいです」

無一郎「痣というものに自覚はありませんでしたが、あの時の戦闘を思い返して見た時に思い当たることいつもと違うことがいくつかありました」

「その条件を満たせば恐らくみんな痣が浮き出す。今からその方法を御伝えします。前回の戦いで僕は毒を喰らい動けなくなりました。呼吸で血の巡りを抑えて毒が回るのを遅らせようとしましたが、僕を助けようとしてくれた少年が殺されかけ以前の記憶が戻り、強すぎる怒りで感情の収拾がつかなくなりました」

「その時の心拍数は二百を超えていたと思いますが」

蜜璃「……」

無一郎「さらに体は燃えるように熱く、体温の数字は三十九度以上になっていたはずです」

しのぶ「!?そんな状態で動けますか?命にも関わりますよ」

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いぐろ - この作品スゴク面白い! (2020年10月18日 14時) (レス) id: abcdb48192 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅玲 | 作成日時:2020年10月12日 23時

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