伊黒小芭内の継子は鬼殺隊のみんなに愛されています/弐(鬼滅の刃)

伍拾壱ノ話 ページ2

宇髄「お前、人一倍に感が優れてるんだな」

？「ちょっと待ちなさいよどこ行く気!?」

ん？

？「よくもアタシの頸を斬ったわね、ただじゃおかないから」

宇髄「まぁだギャアギャア言ってんのか、もうお前に用はねぇよ。地味に死にな」ハァ

？「ふざけんじゃないよ。だいたいアンタたちさっきアタシが上弦じゃないとか言ったわね」

宇髄「だってお前上弦じゃねぇじゃん」

『だってお前上弦じゃないでしょ』

？「アタシは上弦の陸よ!!」

宇髄「だったらなんで頸斬られてんだよ、弱すぎだろ。脳味噌爆発してんのか」

？「アタシまだ負けてないからね。上弦なんだから」

宇髄「負けてるだろ一目瞭然に」

『負けてるでしょ一目瞭然に』

？「アタシ本当に強いのよ。今はまだ陸だけどこれからもっと強くなって…」

宇髄「説得力ねー」

『それに本当に強い奴は自分で強いって言わないし』

わーん

宇髄「(ギョッ)」

『え』

？「ほんとにアタシは上弦の陸だもん本当だもん。数字だってもらったんだからアタシ凄いんだから」

ん？っていうかそれよりもなんで体が崩れてないの？

頸斬ってるよね？

？「死ねっ!!死ねっ!!みんな死ねっ!!わぁあああああああ」

ダンダンドッ

ゴロン

めっちゃギャン泣きなんだけど

？「頸斬られたぁ頸斬られちゃったああおにいちゃああん!!」

？お兄ちゃん？

？「うぅううん」

ズズズ

？背中からもう一人？

宇髄さんの攻撃を避けた…？

？「泣いてたってしょうがねぇからなああ。頸くらい自分でくっつけろよなぁ。おめぇは本当に頭が足りねぇなあ」

なんだあれは…

どうなってる…そういう事か

本当の上弦の陸はこっちなんだ

？「顔は火傷かこれなぁぁ大事にしろ顔はなあ」

ゴシゴシ

？擦っただけで火傷が治った？

どうなってるんだ…やっぱり鬼だからか

？「せっかく可愛い顔に生まれたんだからなあ」

サッ

宇髄さんが斬りに行ったな

ビチッ

!!あれは……鎌？

？「へぇやるなぁあ攻撃止めたなぁあ。殺す気で斬ったけどなあいいなあお前。いいなあ」

バラ…

頭が斬られてる…

ということはやっぱりこっちが本物だな

？「お前いいなぁあ。その顔いいなぁあ」

宇髄「…」

？「肌もいいなぁ。シミも痣も傷もねぇんだなあ」ボリボリ

ないものねだりをしてるのか？これ

？「肉付きもいいなぁあ。俺は太れねぇんだよなぁ。上背もあるなぁあ。縦寸が六尺は優に超えてるなぁあ」ボリボリボリボリ

伍拾弐ノ話→←伍拾ノ話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す