最強の同級生は最強並に強い/2

約束？ ページ29

『そうなんだね〜』



悟「ねぇ、覚えてるかな」



ん？




『何のこと？』



悟「高専時代の時に約束してたこと」



『約束…？……？』



約束？約束なんかしてたか？



え、まじでそんなのしてた？私比較的記憶力いい方だけど、覚えてないな



悟「覚えてないかー」



『え、マジで何？』



悟「えーっとね、それは─」



タタタッ



「あ！ママ！パパ！」



「見つけたー！」



『ママ……？』



悟「パパ……？」



「2人とも今と何も変わってないね〜」



「そうだね。何も変わってない」



『……君たち、ママとパパは？』



「何言ってるの？ママ」



「パパは横にいるじゃん！」



えーっと……つまりは…



『私と悟の子供……？』



悟「……え？僕達の子供？」



『こいつと……？ありえなく無い？』



悟「いや……えーっと…」



「どうしたの？」


「2人ともどうしたの？」


『んー…君たち、どこから来たのかな？』


「えー？おうち！」


えーっと、マジでどういうこと？


「桜ー、蓮ーどこに行ったのー？」


「おーい、桜ー、蓮ー？」


「あっ、ママとパパが呼んでるぞ」


「帰らないと怒られちゃう！じゃあね、昔のママとパパ！」


「またね」


『あ、うん…またね…』


悟「あ…ばいばーい…。…ねえ、どういうことだと思う？」


『知らないよ。こっちが聞きたいわ』


でも、あの子たちが私と悟のことをママとパパ呼ばわりしてるってことは─


私たち結婚してるってこと？


え？ありえなく無い？え？


『…というか、約束ってなんだったの？』


悟「いや……何も」


『言えよ。こら』


悟「怖っ。口悪くない？」


『アンタにだけだわ』


悟「…オマエさ、高専時代に俺が女遊びやめたら抱かせてくれるって言ったよな？」


『ん？…あー…言った気がするねぇ…』


悟「だから、どうせ寝れないんだったら抱こうかなとか思ったんだけど」


『はぁ？』


コイツ唐突に何言い出すんだよ


私、多分高専時代に”女遊び激しいやつに抱かれたくない”って言ったよね？


悟「だから、今から襲うわ」


『は？やめっ…んっ』


悟「…んっ…別にいいだろ？」


んー…こうなったら腹くくるっきゃないかあ


『…今日だけね。ただ、激しくするのはやめてね。次の日に支障をきたすから』


悟「……まあ、保障は出来ねぇけど善処するわ」


コイツ、絶対ダメだわ

単独任務→←交流会#2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す