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MTC48 ページ49

『これは、信頼している人にしかお願いできないことなんですが……優さんを信用してもいいでしょうか?』


優「もちろんです!」


理鶯「うむ、良い返事だな。それでこそ優らしい」


銃兎「では、しっかり頼みましたよ。ああ、それからここで話したことは内密にしてください。百鬼さんにも満天星さんにも、話してはダメですよ」


─当日


〜♪〜♪♪


『左馬刻、どうしたの?』


左馬刻「港だ」


『は?』


左馬刻「優から港にやつらは来るって聞いた。あの警備員の男が電話で話しているのを聞いたらしい」


『倉庫じゃなく港になったのか。…わかった。ありがとう』


プツッ


どうなってるんだ?


まあ、確かにコンテナを使うわずとも運ぶことはできるのか


トラックとか


─港


ガラの悪い男A「おい、モタモタすんなよ!」


ガラの悪い男C「早くしろよ!」


ガラの悪い男B「荷物はまだか……ボスが来る前に……」


ガラの悪い男A「ボス!あ」


倉庫のオーナー「おい、どうなってる」


あいつか。銃兎に見せてもらった資料のやつは


実際見るとほんとに同一人物かわからないな


ガラの悪い男A「ボス!あの……もうすぐ着くはずです」


ガラの悪い男B「場所を倉庫から港に変えたもんで……その、馬鹿共が道間違えやがったんです」


倉庫のオーナー「言い訳はいい。あとどれくらいで着くのか報告しろ」


ガラの悪い男B「それはもうすぐ……あ、ああ、あのトラックですよ!」


倉庫のオーナー「やっと来たか。……荷物は無事なんだろうな」


コツコツ


理鶯「この荷物に用があるのはお前か」


倉庫のオーナー「!?誰だ、お前は!」


左馬刻「俺様は誰だって言われて名乗るような馬鹿じゃねぇよ」


銃兎「名を知ったところでどうにもならないですしねぇ」


『それに知ったところで結果が変わるわけでもないですし』


左馬刻「ああ、こいつの言う通り結果は何も変わらねぇ」


倉庫のオーナー「な、なに……?」


左馬刻「テメェのせいで散々な目に遭ってるからなぁ。お前らはここで終わりだ!」


警備員の男「あ、あんたら、どうしてここに……」


理鶯「お前か。怪我をしたくなかったらすぐにこの場を離れるといい」


倉庫のオーナー「な、何をする気だ?」


左馬刻「学ばねぇ馬鹿だなてめぇはよぉ!聞かれて答えるわけねぇだろ!行くぞ!」

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作者名:紅玲 | 作成日時:2020年11月7日 13時

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