MTC38 ページ39
左馬刻「ああ、悪かったよ……。けど、よくこんな場所に来られたな。イイ感じに人気がねぇじゃねぇか」
銃兎「人気が無い、というかさっきも言った通り、規制線が張られてたぞ。つまりここは……」
『爆破事件の……』
理鶯「待て、誰か来るぞ」
ガラの悪い男E「はぁはぁはぁ……お、追いついたぞ」
ガラの悪い男F「こ、これでラップバトル……するんだろうなぁ!?」
え?マジで?
理鶯「驚いたな。まさか本当に追いつけるとは思っていなかったぞ」
銃兎「いや……本当に思いませんでしたよ。意外とポテンシャルが高いのかもしれませんねぇこの人たちは……」
『いや……うん。私たちでもついてくるの大変だったのに、尊敬するよ……これは……』
左馬刻「この局面で、迷惑なだけだけどな……」
優「ラップバトルするんですか?」
銃兎「ここまで追いかけて来られたら、やるしかないでしょう。幸い、人は居ないですし」
左馬刻「なぁ、本当に俺たちに敵うと思ってんのか?」
ガラの悪い男G「あたりめぇだ!じゃなきゃ、わざわざ追ってくるかよ!それにそこの女は弱そうだしな!」
銃兎「追ってきただけで、既に満身創痍という印象も受けますが……まあいいでしょう」
理鶯「そうだな。その心意気を買って勝負してやろう」
『さすがに弱そうとまで思われてるなら勝負しないわけにはいかないしねぇ』
ガラの悪い男F「おう!やってやるぜ!!」
?「いいね、いいね〜☆どっちもガンバレー!」
ん?この声は…
左馬刻「テメェ……乱数、なんでここに居んだよ」
乱数「えぇ〜?なんでって〜……って、いまはそんなこと、説明してる場合じゃないでしょ?ラップバトルしなきゃ、だよね!」
優「この人は、確か……」
ガラの悪い男E「乱数……?もしかして【Fling Posse 】の飴村乱数か!?」
ガラの悪い男G「マジかよ……5人掛かりだなんて、卑怯じゃねぇか!」
4人も、5人も変わらないでしょ
乱数「ああ、待って待って!勘違いしないでほしいな〜。ボクは手を出さないよ!観客ってことで、ひとつシクヨロロ〜ン☆」
左馬刻「なーにが【シクヨロロ〜ン】だ。急に湧いて来て勝手なことぬかしてんじゃねーぞ」
乱数「えぇ〜、ボク、湧いて出たわけじゃないよ?それに親切で言ってあげてるのに、サマトキサマひどい〜」
銃兎「親切……つまり、勝敗を見届ける証人になると言いたいんですかねぇ」
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作者名:紅玲 | 作成日時:2020年11月7日 13時