MTC35 ページ36
左馬刻「んだよ。じゃあ、俺がシンジュクまで来たのは骨折り損ってことか」
銃兎「いや、そうとも言い切れない。なぜか【麻天狼】も爆破事件を調べる過程でドラッグに関連する情報に行きあたっていたからな」
『さっき銃兎が話してたこともあるけど結局は爆破事件とドラッグが全く無関係とは思えないところがあるんだよ。だから……私たちは【麻天狼】の3人にもヨコハマでの爆破事件がドラッグとは無関係かもしれない、とは言わなかったんだよ』
左馬刻「ま、いまの状況じゃそれを伝えても混乱させるだけか」
理鶯「複数の事件が複雑に絡み合っている可能性もあるのではないか?ヨコハマとシンジュクの爆破、それにドラッグの取引……。全てが無関係ではないが、直接的な関係は無いのかもしれない」
左馬刻「チッ。頭がこんがらがってくるな。んで、サツで得た役に立つかもわからない工場の情報ってのはなんだよ?」
銃兎「シンジュクの町工場は【アルミの切削と加工がメインの工場】で【経営はクリーン】だということだ」
『つまり、表向きは全く問題のない場所、という情報しか得られなかった。だから、役に立つかもわからない情報って言ったんだよ』
理鶯「表向きは、ということは裏があると見ているのだな」
銃兎「根拠はありませんが……。ヨコハマの件と結び付けるなら何かあると考えるのが妥当でしょう」
左馬刻「それをこれから調べるってわけか」
銃兎「そうなるが、その前に……」
左馬刻「ああ、面倒なやつらの相手をしなきゃなんねーな」
『わざわざ隠れなくてもいいのにね』
理鶯「そこに居るのはわかっている。出てくるといい」
「……」
誰だ、こいつらは
ガラの悪い男E「テメェら……【MAD TRIGGER CREW】だろ」
左馬刻「だったら、なんだってんだ?サインでも欲しーのか?」
ガラの悪い男F「まさか、シンジュクまで来てるとはな」
ガラの悪い男G「俺たちゃ、運がいいぜ」
左馬刻「俺たちが誰だかわかっててその言い草か。いい度胸だ」
ガラの悪い男E「ハッ!好きに言やぁいい。俺たちの攻撃を喰らっても、言えるならな!」
ガラの悪い男F「おいおい、俺たちの攻撃を受けたらオネンネしちまうんじゃねぇか。だったら口もきけねぇなぁ」
ガラの悪い男G「ハハハッ、ちがいねぇ!」
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作者名:紅玲 | 作成日時:2020年11月7日 13時