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MTC32 ページ33

左馬刻「ハッ、ホストクラブが想定外ってところは同意するぜ」


?「えぇぇぇ!?せ、先生、一二三……これは一体どういうことですか!?呼ばれて来てみれば、有り得ない組み合わせでの集まり……はっ!まさか、俺を脅かすための企画?」


ん?この挙動不審な態度は……


『観音坂さん……』


観音坂「いやいやいや、そんなこと【MAD TRIGGER CREW】の皆さんが時間を割くわけがない……」


銃兎「相変わらず挙動不審ですね、観音坂さん。とりあえず座ってください」


観音坂「は、はいぃ……」


『私たちも状況が掴めていない2人なんですよ。だから、これから説明してくれるんだよね、左馬刻』


左馬刻「っつーか、セッティングしたのは俺じゃなくて先生だけどな。ま、全員揃ったんなら始めようや。ヨコハマとシンジュク……それぞれで何が起きてるのか情報共有だ。で、先生。【麻天狼】が【シンジュク町工場爆破事件】で厄介な立場になってるつーのはどういうことだ?」


寂雷「根も葉もない噂が流されているんだよ。【麻天狼】が【シンジュク町工場爆破事件】の犯人と繋がっている、というね……」


んー、調べてみるか


左馬刻「マジか。なんでんなことになってんだよ」


……うわ、めっちゃ引っかかるじゃん


銃兎「……その噂、随分と広まっているようですねぇ。ネットで検索したら、すぐにヒットしましたよ」


『ええ。私の方も調べたらすぐに引っかかりましたし……SNSでも結構言われてますね』


観音坂「そ、そうなんです……。僕たちも、どうしてそんなことになってるのか、調査中でして……」


理鶯「噂を流された原因に、心当たりはないのか?」


伊弉冉「心当たりが全く無いわけではないよ。僕たちはシンジュク・ディビジョンでは目立つ存在だ。そういう人間を厄介に思う輩はいるからね」


なら、そういう輩が【麻天狼】を犯人に仕立てあげようとしてる、って可能性もあるのか


左馬刻「なるほどな……」


寂雷「それで、左馬刻くんたちはどういう状況なんだい?ドラッグだとか、不穏な言葉を口にしていたね」


伊弉冉「ドラッグ……ですか」


左馬刻「ま、極端に言うと、俺が爆破事件の容疑者扱いされてる。ヨコハマ、シンジュク、両方のな」


観音坂「り、両方って……俺たちよりヤバイ……。い、いや、なんでもありません!すみません!」


左馬刻「あぁ?いちいち怯えるんじゃねぇよ、リーマン」

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作者名:紅玲 | 作成日時:2020年11月7日 13時

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