MTC30 ページ31
コツコツ
銃兎「ああ、Aすいません」
『いや、大丈夫。で、どうしたの?』
銃兎「シンジュク・ディビジョンの爆破事件について調べようと思いまして。これからシンジュク・ディビジョンに行くのですが、今から行けませんか?」
『いいよ。私別に当たってる仕事ないし』
銃兎「なら、行きましょう」
─数分後
銃兎「来ましたね」
理鶯「ああ。少し遅れてしまったな」
『理鶯も一緒に行くんだよね?』
理鶯「ああ。そうだが」
『っていうことは…この感じだと優さんも一緒に行くの?』
銃兎「ええ。昨日あのように言ったのに、いきなり置いていくようなことはよくないと思いまして」
『迎えに行かないといけないんじゃないの?』
銃兎「ええ。これから、行こうと思っているところですよ」
─数分後
『あ。来たね』
ガチャ
銃兎「どうぞ乗ってください。昨日一緒にいると約束しましたからね。置いておくのもどうかと思い、誘わせてもらいました」
理鶯「そういうことだ。シンジュク・ディビジョンは爆破事件が起きたばかりで物騒だ、という情報が流れてはいるが小官たちが一緒であれば、優を連れて行っても問題ないと判断した」
銃兎「続きは、車を出してから話しましょう」
ブーン
銃兎「……そういえば、シンジュク・ディビジョンに向かう理由を話していませんでしたね。あなたも見ていたと思いますが一課の連中とやりあったことで、少々、動きが取りづらくなってしまいました」
「そこで、いったんヨコハマを離れてシンジュク・ディビジョンに目を向けてみることにしたんですよ」
理鶯「Aも言っていたようにシンジュク・ディビジョンで起きた爆破事件はヨコハマで起きた事件と関連したテロの可能性がある。シンジュクの件も調べることでヨコハマの事件にも突破口が見つかるかもしれない」
優「何か、わかるといいですね!」
銃兎「ええ、そう願っていますよ。そのために、シンジュク・ディビジョンの警察にも手を回してあるんですから」
理鶯「動きが取りづらくなった、と言ったが他のディビジョンの警察との連携は問題ないのか?」
銃兎「理鶯、私たちを過小評価しすぎです。動きづらなくなったと言っても少々のことですし、やろうと思えばいくらでも手はありますから」
『まあ、私が手は回しておいたから大丈夫だと思うよ』
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作者名:紅玲 | 作成日時:2020年11月7日 13時