【MAD TRIGGER CREW】には隠れメンバーがいたようです (ページ26)

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MTC25 ページ26

銃兎「ええ。あれから署内の様子を見ていて確信に変わりましたよ」

『まあ、中王区はこうも言ってると思うけどね。【連続して起きた爆破事件を早く解決しろ】ってね。無茶苦茶だけど、警察のバックにいるのは元々中王区だからね。言うことに従わないわけにはいかないんだよ』

理鶯「中王区の思惑がさっぱりわからないな。事件を解決しろ、というなら倉庫の捜査も許すべきだと思うが」

銃兎「内心では、みなそう思っているはずです。思惑がどこにあるのかは、考えても仕方がない、と割り切っているんでしょう」

『何かしら倉庫にあるんだろうけどね』

理鶯「ふむ……そうなるとやはり動きやすいのは小官と左馬刻だな。実は、小官も銃兎とAに伝えたいことがあるのだ。仕事が終わったら、時間をもらえないだろうか」

銃兎「伝えたいこと、ですか。いま話すのはマズイ、ということですかね？」

理鶯「会わせたいやつが居るからな。どこかで落ち合うのがいいだろう」

銃兎「なるほど、わかりました。では、どこで落ち合いましょうか。できれば、理鶯の野営地は遠慮したいのですが……」

『あー、理鶯の野営地は…ちょっと…ね』

理鶯「ああ、確かにあそこまで来るのは骨が折れるだろう。会わせたいやつを連れて行くにも適切ではないな。では、Port harbor はどうだろうか」

銃兎「それだと、助かります。では、後程……」

─仕事終了後

コツコツ

銃兎「A、仕事は終わりましたか？」

『…あ、銃兎。終わったよ』

銃兎「なら、行きましょうか」

─Port harbor

カラン

『こんばんは』

銃兎「どうも、理鶯は来ていますか？」

優「毒島さんなら、まだ来てません」

銃兎「おや、そうですか。なら、先に1杯飲ませてもらいましょうか」

『そうだね』

銃兎「それにしても、優さんはいつからボーイになったんですか？店の奥で皿洗いするのがあなたの役目だったはずですが」

『あら、そうなんですか』

アミリア「いらっしゃい、入間くん。東峰さん。耳の痛い話ね。この子は未成年だし、表には出ないように言ってあるんだけど貴方たちが来ると、出てきちゃうのよ。よっぽど懐いてるのね、貴方たちに」

『ふふ、そうなんですね』

銃兎「これは、困りましたね。子どもの相手は、それほど得意というわけでもないのですが……ですが、優さんは子どもと言っても充分、分別のつく年ごろですし今のところ迷惑はしていません」