MTC17 ページ18
─数分後
警備員の男「俺ぁ……こんなはずじゃ……ヒック……」
『あら、潰れちゃった?』
銃兎「潰れてしまいましたね。」
理鶯「だが、聞きたい話は聞けたな」
銃兎「有益な情報は序盤だけでしたけれどね。ま、酒1杯分以上の価値はあったでしょう」
理鶯「こいつは、小官が送って行こう。1人では帰れないだろうからな」
銃兎「ああ、理鶯。待ってください。この男にはもう少し役に立ってもらいましょう。ーー失礼しますよ」
ああ、なるほどね
銃兎「身分証に警備会社のIDカード……それから手帳……と。今後どんな情報が役立つかわかりませんからねぇ。念のため、全て写真に撮っておきましょう。」
『ねぇ、銃兎。後で私のほうにその写真送っといて。これから必要になるかもしれないから』
銃兎「ええ、わかりました。このスマートフォンは……連絡先には会社のものと思われる番号しかありませんね。ま、これも一応控えておきましょうかねぇ」
『その番号何番?後で調べておくから』
銃兎「わかりました。後で番号も送っておきます」
アミリア「何やってるのかと思ったら……悪い警官たちね」
銃兎「何とでも言ってください。爆破事件が冤罪で終わることに比べたらこのくらいの悪事のうちにも入りませんよ。……よし、こんなものいいでしょう」
理鶯「終わったようなら、小官はこいつを連れて店を出よう。何か進展があったら、教えてくれ。銃兎、A」
銃兎「わかりました。必ず連絡しますよ」
『うん、わかった。何かあれば連絡するね』
コツコツ…ガチャ…
『そろそろ、私たちも失礼しようか』
銃兎「そうですね。私たちも失礼しますが優さんは明日、時間ありますか?」
優「昼間なら、大丈夫です」
銃兎「では、ヨコハマ署まで来てください。力を貸してほしいことがあるんです」
─翌日
銃兎「A、少しお時間頂いても?」
『別に構わないけど、どうしたの?』
銃兎「左馬刻が舎弟に会いたいと言っていまして、しかし勝手に面会をさせるのは見つかれば少々面倒なことになるので、一応あなたにもいてもらおうかと」
『なるほどね。優さん呼んだのって、左馬刻がキレるのを抑えるため?』
銃兎「その通りです。あいつがキレたら俺たちでは止められなくなるからな……」
『まあ、かなりキツいよね』
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作者名:紅玲 | 作成日時:2020年11月7日 13時