検索窓
今日:6 hit、昨日:2 hit、合計:59,375 hit

MTC13 ページ14

銃兎「話してどうにかなったと思うか?お前が警察に乗り込んできたところで何も解説しないどころか、お前が送検されるかもな。動くのは今じゃないんだ。それこそ、中王区がこの件にどう絡んでいるのか、爆破事件と俺が追ってた件が関係しているのか。そのあたりがはっきりしないと、何も─」


左馬刻「あぁ、わかった。テメェが無能な警官だってことがな」


銃兎「いまの話で、なんでそんな結論になるんだ。脳みそ足りねぇのは、お前のほうだろうが、このボケが!」


はぁ……またか


しかも子供いるのにさぁ


理鶯「まあ待て。ここで揉めたら話が進まない。話を戻すが【倉庫での取引】【爆破事件】【中王区】ー銃兎が言うように、この3つの関連性がいまいちわからない。逆を言えば、この3つの関連性がわかれば左馬刻の舎弟の容疑も晴れるのではないか?」


『うん、その可能性はかなり高いと思う』


優「碧棺さんの舎弟さんに何が起きたんでしょうか」


銃兎「爆破した理由は、まだわかりません。ですが、爆破を起こした張本人にアリバイがあることは間違いないでしょう。そのためのスケープゴートが左馬刻の舎弟なのですから。いえ、もしかしたら誰でも良かったのかもしれませんね」


「自分のアリバイを証明できる時刻にあの倉庫付近に行ける人間……居てもおかしくない人間であれば誰でも容疑者に仕立て上げられた……。なにせ、無抵抗の相手をヒプノシスマイクで攻撃するような輩ですから、なんでもやりそうです」


理鶯「ふむ。そうなってくると左馬刻の舎弟が容疑者に仕立て上げられてしまったのは痛恨の極みだな。アリバイという点では、【オルタナティブラップバトル】への参加は強固なものになるだろう。左馬刻が自分のアリバイを確保した上で舎弟にやらせたと見るのが自然に思えてしまう」


銃兎「真犯人からしたら、この上なくラッキーな状況でしょうね。自分よりも怪しい人物が出てきてくれたんですから」


『ただ……左馬刻を敵にしたのはねぇ……』


左馬刻「ラッキーだ、なんて言わせねぇ。俺を引っ張り出したからにはタダじゃおかねぇからな。そいつのことは徹底的に潰してやんよ」


理鶯「ふむ。どうやらアンラッキーのようだな。左馬刻を敵に回したことで、こうして小官たちもことの真相に迫ろうと動いているのだから確かに運の悪いことだ」

MTC14→←MTC12



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (40 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
115人がお気に入り
設定タグ:ヒプマイ , 愛され , 逆ハー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:紅玲 | 作成日時:2020年11月7日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。