約束9 ページ10
『そのままだと一生砕け散った魂が戻ってくることはないよ。だから、想うのは止めて。』
ムル「ああ、きれいだなあ……。」
シャ「どうか、世紀の智者よ。月に連れて行かれたりしないで。」
ムル「愛しくて、恐ろしい、俺の厄災。また会いにおいで。愛してるよ、永遠に。」
シャ「……ふふ。説得するだけ無駄でしたね。」
『うん、無駄だったみたい。』
ムル「無駄も好きだよ!」
シャ「口が達者なところだけ変わらない。まったく、憎らしいムル。」
ムル「あははは!」
シャ「……明日から、どうなるのでしょう。」
『ん?……ああ。』
シャ「失われた仲間たちの代わりに、一体、どんな魔法使いたちが、やってくるのか……。」
─翌日
んー、朝か
コツコツ
『おはよう〜。』
シャ「A、おはようございます。」
『あれ、ムルは?』
シャ「さあ?いつもならもう食堂にいるんですけどね。」
『んー、まあいっか。』
シャ「……寝癖ついてますよ?」
『え?……っな…///』
シャ「おや、どうしましたか?直してあげただけなんですけどね。そんなに顔を赤くして。」
『……ほんっと……心臓に悪い……。』
シャ「簡単には死にませんから、大丈夫ですよ。」
『それはわかってるけどさあ。』
ムル「おはよう!……?A顔赤いけど、どうしたの?」
『いや、なんでもないでーす。』
シャ「なぜでしょうね?^^」
『……こいつ……マジ許さん。』
シャ「おや、許してもらえませんか。」
『……やだ。』
って言っときながらいつの間にか許してるのが私のスタイル
コツコツ
カイ「みんな、聞いてくれ。賢者様が新しい魔法使いの召喚を引き受けてくれたぞ。あれ?まだ誰もいないのか?」
ムル「いるよ!おはよう、カイン、賢者様!」
カイ「ムル?どこにいる?」
ムル「ポケットの中!」
カイ「またくだらないことを言って。姿を消してないで出てこいよ。」
ん?どういうこと?
姿を消すも何も、ムルいるし
ムル「出てるよ?これ以上出れないくらい出てる。」
カイ「あはは。馬鹿。」
賢者様「カイン……。やっぱり、目がおかしくないですか?」
スノ「おはよう。」
ホワ「おはよう。皆の衆。」
『おはようございます。』
シャ「おはようございます。ファウストの容態はど……いたっ。」
カイ「シャイロック。いきなり、目の前に現れるな。」
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紅玲(プロフ) - 名無し23332号さん» そうなんですね!まだストーリーが進められていなくて知りませんでした。申し訳ございません (2020年12月15日 16時) (レス) id: 0c22ce51b9 (このIDを非表示/違反報告)
名無し23332号(プロフ) - 魔法使いは男性だけではありませんよ。石になった前の南の魔法使いにはおばあちゃん魔女がいます。 (2020年12月15日 16時) (レス) id: 311417e1f6 (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - とても面白くて一気に読んでしまいました!無理せず更新頑張ってください、楽しみにしています! (2020年10月29日 21時) (レス) id: d36a01234d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅玲 | 作成日時:2020年10月18日 23時