約束6 ページ7
ヒース「もう大丈夫です!賢者様が来てくださいました!賢者様が助けてくださいます!」
ファウスト「……おまえに、怪我は……?」
ヒース「……っ、……ありません……。」
ファウスト「……そう……。……良かっ……。」
バサ
!
ヒース「先生……!嫌だ、死なないで!」
スノ「いかん!息をしとらんぞ!」
ホワ「賢者よ、急ぐのじゃ!」
オズ「賢者よ。手を。…私の名前はオズ。中央の魔法使いだ。おまえの力を借りる。」
賢者様「…………。わっ……!」
オズ「《ヴォクスノク》」
賢者様「…………!」
スノ「成功じゃ!」
ホワ「成功じゃの!」
ヒース「先生の体から、煙が消えていく!」
カイ「名前を呼びかけろ!ファウスト、ファウスト……!」
シャ「ファウスト、しっかり。」
『ファウスト、起きて!』
ムル「起きて、ファウスト!まだ寝る時間じゃないよ!」
ブラッ「目を覚ませ!東の呪い屋!」
ファウ「…………。……っ、うぅ……。……っ、ひどい……。せっかく、死ねたところを……。」
カイ「意識が戻った!良かったな……!」
ムル「おめでとう!」
シャ「やれやれ、一安心ですね。」
『これでひとまずは大丈夫だね。』
ブラッ「はは。しぶとい野郎だ。」
ヒース「先生……っ、良かった……。……っ、うぅ……。」
スノ「ああ、危ないところじゃった。」
ホワ「良かったのう。ひやひやしたのう。」
オズ「…………。」
スノ「ご苦労じゃった。賢者よ。」
ホワ「ファウストが助かったのもそなたのおかげじゃ。」
賢者様「私は何も……。立っていただけです。だけど、助かったようで良かった。」
ヒース「そんなことはありません。賢者様は……。中央の国の大臣ではなく、俺たちの言葉をちゃんと聞いてくれました。……ここに来てくれた。だから、ファウスト先生は助かったんです。ありがとう……。心から感謝します。」
スノ「オズよ。」
ホワ「どこへ行くのじゃ。」
オズ「私の務めは果たした。」
カイ「待ってくれ。来年の<大いなる厄災>との戦いに向けて俺たちで話し合わないか?こんな被害は誰も予想してなかったはずだ。同じ悲劇を繰り返さないために、来年の<大いなる厄災>の襲来に備えたい。あなたの力が必要だ、オズ。」
オズ「断る。」
カイ「つれないことを言わないでくれ……。俺たちは同じ、中央の魔法使いじゃないか。」
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紅玲(プロフ) - 名無し23332号さん» そうなんですね!まだストーリーが進められていなくて知りませんでした。申し訳ございません (2020年12月15日 16時) (レス) id: 0c22ce51b9 (このIDを非表示/違反報告)
名無し23332号(プロフ) - 魔法使いは男性だけではありませんよ。石になった前の南の魔法使いにはおばあちゃん魔女がいます。 (2020年12月15日 16時) (レス) id: 311417e1f6 (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - とても面白くて一気に読んでしまいました!無理せず更新頑張ってください、楽しみにしています! (2020年10月29日 21時) (レス) id: d36a01234d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅玲 | 作成日時:2020年10月18日 23時