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約束40 ページ41

リケ「自分の子供を捨てたんですか!?なんて恐ろしい……。」

アーサー「母上を責めるつもりはない。それだけ、母上もおつらい思いをしたのだろう。……吹雪の、寒い夜だった……。私は自分が捨てられたこともわからなくてな……。城に帰りたくて泣いていた。次第に眠くなって、いつの間にか、寒さを感じなくなった。」

アーサー「子供心に、死ぬのだろうとわかったよ。その時、オズ様があらわれて、私をご自分の城に、連れ帰ってくださったのだ。」

私が1番最初にアーサーに逢ったのは確かオズの所にたまたま行った時なんだよね

その時にオズが幼い子供を保護してて驚いたの覚えてるなあ

アーサー「凍えていた私の命を救って、食事やベッドを与えてくれた。魔法も教えてくれた。そうして、私が13歳になるまで育ててくださったのだ。」

カイ「あのオズが……?」

アーサー「オズ様は優しい方だ。誤解されてしまうこともあるが……。Aなら分かってくれるだろう?」

『そうですね。私がアーサーに出会ったのもオズの城にアーサーがいた時ですからね。』

アーサー「悪人は死にかけた子供を救ったりしない。ただの気まぐれだったとしてもいい。私にとっては、恩人であり、魔法の師だ。だけど、13歳になった時、中央の城から迎えがやってきて、オズ様とはそれきり……。オズ様が中央の魔法使いとして、魔法舎の魔法使いに選ばれてからも、一度も会ってもらえないのだ……。」

んー…それは私もよくわかんないんだよね

カイ「どうしてですか?ケンカ別れしてしまったんですか?」

アーサー「わからない……。父が病に倒れ、私を探した家臣たちが、城から迎えに来た時……。オズ様は何もおっしゃらなかった。私もすぐに、帰ってこれるものだとばかり……。……それとも、オズ様はお怒りなのだろうか。育ててもらった恩を忘れて、オズ様の城を去ってしまったから……。……到着したようだ。すまない……。長々と身の上話をしてしまったな。」

んー……オズは多分怒ってないと思うけどなあ

多分オズには何かアーサーに会えない理由があるのかもしれないな

賢者様「いえ……。オズとあなたの話が聞けて良かったです。今日は会って、お話出来るといいですね。」

アーサー「ありがとうございます、賢者様……。」

─北の国

ザッザッ

リケ「……きれい……。」

カイ「ああ、そうだな……。前に来た時は悪天候だったが、晴れた北の国は、とても美しいな。」

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紅玲(プロフ) - 名無し23332号さん» そうなんですね!まだストーリーが進められていなくて知りませんでした。申し訳ございません (2020年12月15日 16時) (レス) id: 0c22ce51b9 (このIDを非表示/違反報告)
名無し23332号(プロフ) - 魔法使いは男性だけではありませんよ。石になった前の南の魔法使いにはおばあちゃん魔女がいます。 (2020年12月15日 16時) (レス) id: 311417e1f6 (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - とても面白くて一気に読んでしまいました!無理せず更新頑張ってください、楽しみにしています! (2020年10月29日 21時) (レス) id: d36a01234d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅玲 | 作成日時:2020年10月18日 23時

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