約束37 ページ38
シャ「良かった。明日の朝食当番お願いしてもいいですか？」
あー、なるほどね
ネロ「はあ……。まあ……。朝飯くらいは……。」
シャ「助かります。キッチンはあちらです。……おや。」
『？あ、ムル。』
シャ「額縁を持って、キッチンで何をするつもりですか？」
ムル「スノウとホワイトの燻製！」
スノ(絵)「ムル、やめるのじゃ！」
ホワ(絵)「我々を燻すでない！」
『あー、ちょっと。ムル。』
シャ「ムル、よしなさい。」
ムル「えー、だってスノウとホワイトの燻製なんて面白そうじゃん！」
『でも、ダメ。』
ムル「ちぇー、つまんないなー。」
はあ、相変わらずムルは突拍子もないことをするなあ…
まあ、面白いからいいんだけどね
─翌日
コンコン
『はーい。』
カイ「俺だ。カインだ。少し出てきてもらっても構わないか？」
ん？なんだろう
ガチャ
『どうしたの？』
カイ「ん？どこにいるんだ？」
またかー
これ私の仮説としては、カインに触れると見えるようになると思うんだよね
ピタッ
カイ「おっ、Aどこにいたんだ？」
『いや、また目の調子が悪いのかわからないけど、目の前にいたのに見えてなかったっぽいんだよね』
カイ「そうなのか。すまないな…。話のことなんだが、昨日言ってた通り今日オズの説得に行こうと思うんだ。よければ、おまえも着いてきてくれないだろうか？多分賢者様も同性のAがいた方が安心だろうし。」
『あー、なるほど。そういう事ね。いいよ、一緒に行く。』
カイ「本当か！ありがとうな。」
『はーい。』
─魔法舎の塔
カイ「オズは北に住んでるが所属は中央の魔法使いだ。同じ中央の魔法使いの俺たちで行くのがいいだろう。大勢で行ったら嫌がられそうだ。」
アーサー「なら、なぜ彼女がいるんだ？」
カイ「Aは西の魔法使いですが賢者様と同性ですし、その方が賢者様は安心できるのではと思いまして。」
アーサー「確かにそうだな。」
賢者様「あの、オズがリーダーになってくれれば、北の魔法使いたちも、協力してくれるんでしょうか？」
カイ「ああ。オズに逆らえる奴はいないからな。北の魔法使いたちは、人間の式典を好まない。だから、毎年パレードに参加しなかった。前の賢者様はそのことで、中央の城に行くたびに、お小言を言われてた。だが、オズがいれば、あんたは大丈夫さ。」
賢者様「それを聞いて、安心しました。」
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紅玲(プロフ) - 名無し23332号さん» そうなんですね！まだストーリーが進められていなくて知りませんでした。申し訳ございません (2020年12月15日 16時) (
レス) id: 0c22ce51b9 (このIDを非表示/違反報告)
名無し23332号(プロフ) - 魔法使いは男性だけではありませんよ。石になった前の南の魔法使いにはおばあちゃん魔女がいます。 (2020年12月15日 16時) (レス) id: 311417e1f6 (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - とても面白くて一気に読んでしまいました！無理せず更新頑張ってください、楽しみにしています！ (2020年10月29日 21時) (レス) id: d36a01234d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅玲
| 作成日時：2020年10月18日 23時
