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約束35 ページ36

スノ「オーエン。不在。」

ホワ「ミスラ。不在。以上じゃ。」

ルチル「北の魔法使いの方は、お忙しいのですか……?」

スノ「お忙しいような……。」

ホワ「お忙しくないような……。」

ミチル「……北の魔法使いが、みんなと一緒に行動するわけない……。あいつらが悪さをするせいで、ボクたち魔法使いが嫌われるんです。賢者様も、そう思いますよね?」

え、賢者様を巻き込むの?

大丈夫かなあ…

賢者様「誰が悪い……とかではなく、みんなで出来ることを頑張っていく、っていうのはどうでしょうか?さっきも話に出ましたけど、みんなでここで暮らすという案……。個人的な話で恐縮ですけど、私は嬉しいです。私はどこにも行くところがないので……。」

賢者様「たくさんの信用できる人と、一緒にいられるのは、安心できます。」

ネロ「信用……?俺たちが?」

賢者様「はい……。」

ネロ「どうして俺たちが信用できるんだ?」

賢者様「いや……。みなさん、言いたいこと言うので……。嘘がなさそうな感じがして……。」

ネロ「…………。」

賢者様「北の魔法使いの、なんていうか、怖そうな人たちとも、そのうち、うまくやれればいいなとは……。目玉を取るとか、精神が崩壊するとか、けだもので殺されるとかは……。……その、怖いですけど……。」

カイ「北の魔法使いを従えるなら、やはり、オズの協力が必要だ。彼は馴れ合いは嫌ったが、無用に好戦的な人物じゃなかった。最強の魔法使いであるオズに、俺たちを束ねてもらえば、北の奴らも従うし、民も安心する。アーサー殿下もそう思うでしょう?」

アーサー「そうだな……。オズ様にはご負担をかけてしまうかもしれないが……。あの方がいれば、みなも心強いだろう。」

フィ「俺も同感だな。新参者の意見だが、今までの〈大いなる厄災〉と、今回襲来した〈大いなる厄災〉とは違う。10人の魔法使いが石になるくらい、〈大いなる厄災〉が力をましていたのなら、一年後の〈大いなる厄災〉はもっと強力かもしれない。」

フィ「北はもちろん、中央、西、東、南の魔法使いたちが力を合わせて挑んだ方がいい。」

アーサー「フィガロ様のおっしゃるとおりです。賢者様……。この後、賢者様と魔法使いたちには凱旋パレードと、パーティー、そして、叙任式を行って頂きたいと思っています。その時に、我ら賢者の魔法使いが21人揃って城に集まることが出来れば、厄災にみまわれた民も安心するでしょう。」

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紅玲(プロフ) - 名無し23332号さん» そうなんですね!まだストーリーが進められていなくて知りませんでした。申し訳ございません (2020年12月15日 16時) (レス) id: 0c22ce51b9 (このIDを非表示/違反報告)
名無し23332号(プロフ) - 魔法使いは男性だけではありませんよ。石になった前の南の魔法使いにはおばあちゃん魔女がいます。 (2020年12月15日 16時) (レス) id: 311417e1f6 (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - とても面白くて一気に読んでしまいました!無理せず更新頑張ってください、楽しみにしています! (2020年10月29日 21時) (レス) id: d36a01234d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅玲 | 作成日時:2020年10月18日 23時

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