約束30 ページ31
ラス「申し遅れました。僕はラスティカ。彼はクロエです。」
クロエ「よろしく。クロエです。ラスティカと旅をしながら、彼に魔法を教わったんだ。だから、ラスティカの弟子みたいなもの。夢は国一番の仕立て屋になること！」
『仕立て屋ですか…！すごいですね。』
シャ「目的のある旅をしていたのですか？それとも、目的のない旅？」
ラス「消えてしまった僕の花嫁を探すために旅をしています。」
シャ「愛のための旅なんですね。花嫁はどのような方なんですか？」
ラス「素晴らしい人です。」
『他にはないのですか？』
ラス「素晴らしい人です。」
クロエ「あの、すみません……。なんていうか、ちょっと色々説明しづらいんですけど……。」
『大丈夫ですよ。』
シャ「イカれた人には慣れてますので。」
ムル「イカれてるって最高！おかしなものって大好き！」
ラス「知らない世界からいらっしゃった賢者様。賢者様も旅をしてらしたのですか？」
賢者様「旅をしていたわけではないんですけど……。いつのまにか、この世界にいたんです。」
ラス「それはいいですね。旅の支度の手間が省ける。」
賢者様「あ、あはは。たしかに。」
クロエ「帰る時は、どうやって帰るの？俺も賢者様の世界に遊びに行ける？」
賢者様「帰る方法はまだ……。今、探しているところです。」
クロエ「あ……。そうなのか、ごめんね。じゃあ帰る方法が見つかったら俺も一緒に連れて行ってね。それまでに、賢者様の服いっぱい作るから。」
賢者様の帰る方法か……
ずっと探してるけど、見つからないんだよね
賢者様「ありがとうございます。」
ラス「クロエは手先が器用な子なんです。」
クロエ「えへへ。ラスティカの服も仕立ててあげたんだ。みんなの服も作ってあげる！」
シャ「ファウスト、作って頂いたらどうですか？先の戦いでズタズタになったでしょう。次は東の魔法使いたちの紹介をしてください。」
ファ「……。」
んー、あれは…喋るな
賢者様「あの、具合が悪いようでしたら、無理なさらず……。」
ファ「東の魔法使い、ファウスト。」
クロエ「……他には？」
ファ「ない。」
ヒース「あ……。ファウスト先生は、東の魔法使いのまとめ役をしていてくれたんです。」
ファ「先生なんて呼ばれる道理はないよ。」
ヒース「でも……。」
ファ「二人、石になった。」
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紅玲(プロフ) - 名無し23332号さん» そうなんですね！まだストーリーが進められていなくて知りませんでした。申し訳ございません (2020年12月15日 16時) (
レス) id: 0c22ce51b9 (このIDを非表示/違反報告)
名無し23332号(プロフ) - 魔法使いは男性だけではありませんよ。石になった前の南の魔法使いにはおばあちゃん魔女がいます。 (2020年12月15日 16時) (レス) id: 311417e1f6 (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - とても面白くて一気に読んでしまいました！無理せず更新頑張ってください、楽しみにしています！ (2020年10月29日 21時) (レス) id: d36a01234d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅玲
| 作成日時：2020年10月18日 23時
