約束27 ページ28
アーサー「賢者様。私も同じ思いです。魔法使いと人間は、もっと、いい関係を築けるはずです。魔法使いと人間が互いを信頼し合って、力を合わせていくことが出来るよう、どうか、賢者様のお知恵をお授けください。よろしくお願いいたします。」
賢者様「はい！私でよければ、喜んで。」
アーサー「ありがとうございます、賢者様。あの……。オズ様はどちらに……。」
賢者様「あ……。今はいないんです。だから、大丈夫ですよ。」
ん？なんで大丈夫？
オズとアーサーって……親子のような関係だった気が……
アーサー「そうなのですか……。大丈夫とは……？」
賢者様「あっ、いや……。会いたくないものかなと……。」
アーサー「オズ様がそうおっしゃったのですか？」
賢者様「いえ、私が勘違いしただけです。すみません、気にしないでください。」
アーサー「そうですか……。」
賢者様、勘違いって……
前の賢者様何を書いたの……？
賢者様「アーサー王子は、オズと知り合いなんですか……？」
アーサー「アーサーとお呼びください、賢者様。知り合いというか、私とオズ様は……。」
クック「アーサー殿下！一通り、魔法舎の片付けが終わりました。まだ細かいところは残っていますので、必要があれば、このまま作業を続けますが……。」
アーサー「いや、今夜はもう遅い。みな、疲れ果てているだろう。今夜は帰って、また改めて修理に来てくれ。」
クック「わかりました。アーサー様はどうなさいますか？」
アーサー「私は残って、他の魔法使いたちと、もう少し話してから帰る。」
クック「では、護衛のものを……。」
アーサー「必要ない。ここは戦場ではないのだから。」
クック「でも、夜道は危ないですよ。」
アーサー「危ないものか。深窓の姫君ならわかるが、おまえたちと違って、私は空を飛べる。今夜のように明るい夜に怖いものはないよ。私の方こそ、おまえたちの帰りが安全なように、魔法で光を灯して、見守っていよう。」
ヒュゥ
アーサー「《パルノクタン・ニクスジオ》」
クック「お優しい方だ……。子供の頃に、母であるお妃様に、北の山に捨てられたというのに……。」
賢者様「え……？」
なんという失言を……
でも、アーサーは小さい頃から優しいよね
私パッと見17、8歳にしか見えないからさ
アーサー「ほら、これでもう大丈夫だ。」
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紅玲(プロフ) - 名無し23332号さん» そうなんですね！まだストーリーが進められていなくて知りませんでした。申し訳ございません (2020年12月15日 16時) (
レス) id: 0c22ce51b9 (このIDを非表示/違反報告)
名無し23332号(プロフ) - 魔法使いは男性だけではありませんよ。石になった前の南の魔法使いにはおばあちゃん魔女がいます。 (2020年12月15日 16時) (レス) id: 311417e1f6 (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - とても面白くて一気に読んでしまいました！無理せず更新頑張ってください、楽しみにしています！ (2020年10月29日 21時) (レス) id: d36a01234d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅玲
| 作成日時：2020年10月18日 23時
