私は唯一の女の賢者の魔法使い(魔法使いの約束)

約束21 ページ22

ガチャン

スー

ラスティカ「西の魔法使い、ラスティカ。お招き頂いて光栄です。ところで、僕の花嫁を見ませんでしたか？」

スー

クロエ「西の魔法使い、クロエです！ラスティカと一緒に旅して、仕立て屋をしてました！あの、よろしく！」

西の魔法使い2人来たな

うん、やっぱりどことなく似てるわ

ガチャン

スー

ルチル「南の魔法使いのルチルです。南の国では教師をしていました。みなさん、よろしくお願いしますね。」

スー

ミチル「南の魔法使い、ミチル！偉大な魔女チレッタの息子ミチルです。ごほん。お見知りおきを。」

スー

レノックス「……レノックス。南の魔法使いだ。よろしく。」

スー

フィガロ「南の魔法使い、フィガロだ。どうぞ、よろしくね。」

ガチャン

スー

アーサー「中央の魔法使い、アーサー。賢者様、よろしくお願いいたします。」

!?アーサーって……あのアーサー王子？

まさかアーサーが来るなんて……

アーサー「これは一体、どういうことだ!?」

クロエ「火事!?兵隊さん!?いきなり、何が起きてるんだ!?」

ラス「張り切って名乗りを上げたけれど、なんだか、取り込み中みたいだね。」

ネロ「おいおい……。」

リケ「……これが外の世界……。」

あ、リケ…だっけ

あの子外の世界知らないって言ってたのに、これじゃあ誤解のまま覚えちゃうなあ

ミチル「賢者の魔法使いが、兵隊さんに攻撃されてるんですか？どうして？」

シノ「理由なんてどうでもいい。オレは賢者の魔法使いを助ける。すぐに動けなくしてやる。」

あー、先生方が言ったことが出来ない……

フィ「待って。」

シノ「なんだ。」

フィ「軍隊相手だと後が面倒だ。魔法を使って応戦しない方がいい。レノ、頼んでもいいかい？」

レノ「わかりました。」

ルチル「レノさん！私も手伝います！」

レノ「いい。危ないから下がっていろ。」

ミチル「な、なんか、格好いい……。」

コツコツ

兵隊「こ、殺される……！弓を放て！」

兵隊「怯んだ隙に逃げろ……！」

ヒース「止めろ！」

レノ「…………っ！」

サッ

ドサッ

ルチル・ミチル「「格好いい……！」」

ネロ「……あの兄さんはなんだ？傭兵か？」

フィ「いや、羊飼い。」

ネロ「羊飼い!?」

え？羊飼い？嘘でしょ？

リケ「……僕が知ってる羊飼いと違う……。」

シノ「デカイな……。」

兵隊「うわあああ……っ。」

兵隊「逃げろ……！」

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