約束19 ページ20
ムル「シャイロック?」
シャ「……っ、くっ……、……うぅ……!」
ヒース「シャイロック……!?」
カイ「シャイロックの胸から炎が……!」
シャ「……っ、……心臓が……、心臓が燃えてる……っ。」
『まさかこれも……。』
ムル「シャイロック……。」
シャ「……っ、……く……。」
ムル「痛い?」
シャ「……っ、嫌な人……。見ればわかるでしょう……っ。」
『シャイロック……!無理して喋らないで……!』
スノ「どうやら、いよいよ、<大いなる厄災>の影響のようじゃの。」
ホワ「我ら、<大いなる厄災>と近づきすぎた。昨夜の戦いで、見えぬ傷を負ったのじゃ。」
『やっぱり……。』
スノ「どうやら、Aはわかっていたようじゃの。」
ホワ「Aは最初からわかっていたっぽいのう。」
ヒース「俺たち全員が……!?」
スノ「そうじゃ。知らぬうちに、魂に深手を負ったのじゃ。」
ホワ「その傷の形は人それぞれにあらわれる。絵に閉じ込められた我らも、カインの目も、消えたブラッドリーも……。」
カイ「……どうすれば……。」
兵隊「うおおおお……っ!」
!……来たか
ヒース「……あいつらがやってきた。賢者様、下がってください!お守りします。」
賢者様「でも……。」
パチンッ
ピタッ
『賢者様、今は戦うしかないのです。』
カイ「ヒース!A!シャイロックを……。スノウ様とホワイト様も頼む!」
ヒース「わかっ……。お、多くない!?」
『大丈夫だよ、ヒース。2人ならいける。』
カイ「ムル、一緒に来い。どこに敵がいるか教えろ!」
ムル「わかった!」
カイ「後は頼んだぞ!」
ヒース「わ……、わかった!」
タッタッタッ
賢者様「ヒースクリフ、A、シャイロックをお願いします。スノウとホワイトの絵は私が持ちます!」
『わかりました!』
ヒース「ありがとうございます!ひとまず、魔法舎の塔に避難しましょう!シャイロック、大丈夫?」
シャ「……っ、さあ、どうでしょう……。代わってみます?」
ヒース「嫌だよ、心臓が燃えるなんて……。……俺の傷、痛くないやつがいいな……。」
シャ「ふふ……。そう言ってると……。……っ……。」
『あ!喋らないで!』
ヒース「黙ってて!痛いんだろう?」
兵隊「あそこだ、追え……!」
『あー、切れちゃったか。』
ヒース「《レプセヴァイブルプ・スノス》」
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紅玲(プロフ) - 名無し23332号さん» そうなんですね!まだストーリーが進められていなくて知りませんでした。申し訳ございません (2020年12月15日 16時) (レス) id: 0c22ce51b9 (このIDを非表示/違反報告)
名無し23332号(プロフ) - 魔法使いは男性だけではありませんよ。石になった前の南の魔法使いにはおばあちゃん魔女がいます。 (2020年12月15日 16時) (レス) id: 311417e1f6 (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - とても面白くて一気に読んでしまいました!無理せず更新頑張ってください、楽しみにしています! (2020年10月29日 21時) (レス) id: d36a01234d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅玲 | 作成日時:2020年10月18日 23時