検索窓
今日:20 hit、昨日:2 hit、合計:85,589 hit

約束18 ページ19

カイ「ブラッドリー、行かせないぞ。」

ブラッ「あはは!剣を抜いたって無駄だ!おまえみたいな若造に止められるもんか!この俺こそ、死の盗賊団の首領!北の魔法使い、ブラッドリー様だ!人間どもも、弱い魔法使いも、皆殺しにしてやる!」

へぇー、そんなことしたら大変なことになるのがわかってないのかな〜

賢者様「や……、止めてください……!」

ブラッ「うるせえ!よくも、俺を閉じ込めてくれたな!」

賢者様「…………っ。」

ブラッ「二度とあんな牢獄には戻らな……。……っ、くしょん!」

ヒュンッ

賢者様「…………!?」

カイ「……消えた!?」

ヒース「どこにいったんだ!?逃げたのか!?」

スノ「ブラッドリーは魔法を使ってはおらんかった。」

ホワ「何か別の力で飛ばされたようじゃ。」

シャ「別の力……。奇妙なことが多いですね。」

ムル「そりゃあね。あれだけ、<大いなる厄災>と近づいたんだからね。」

『っていうことはやっぱり……(ボソッ)』

カイ「とにかく、今は、これからやってくる大臣たちをどうするかだ。」

ヒース「これからやってくる?」

カイ「ああ、さっき、クックロビンが言ってただろ。心配するな。俺がなんとか……。」

『カイン……』

ヒース「カイン、見えてないのか?もう中庭に、兵隊たちが集まってるよ。」

カイ「なに……?」

うぉぉぉ!

シャ「仕方ありませんね。軽くお相手して差し上げましょう。行きますよ、ムル、A。」

ムル「いいよ!」

『はいはーい。』

賢者様「待ってください!」

シャ「賢者様……。」

『どうかされましたか?』

賢者様「あの、私たちは、<大いなる厄災>と戦うんですよね?どうして、人間と戦うんですか?」

ヒース「あいつらが襲ってくるからです。」

賢者様「クックロビンさん、どうして、人間が魔法使いを襲うんですか?」

クック「襲ってるつもりはないんです!秩序に従わない魔法使いを、従えたいだけで……。」

スノ「人間に都合のいい秩序じゃろう?」

ホワ「我らを<大いなる厄災>と戦わせて、まだ注文が尽きんようじゃの。」

クック「俺たちじゃ戦えないからです!もちろん、みなさんには感謝してますよ!」

『感謝の形がこれなんだね〜。』

ムル「じゃあ、これはパーティーだ!」

クック「パーティーではないんですけど……。」

シャ「ひとまず、なだめてきますよ。心配ならさ……。」

『?どうしたの?シャイロック。』

約束19→←約束17



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (60 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
239人がお気に入り
設定タグ:まほやく , 愛され , 逆ハー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

紅玲(プロフ) - 名無し23332号さん» そうなんですね!まだストーリーが進められていなくて知りませんでした。申し訳ございません (2020年12月15日 16時) (レス) id: 0c22ce51b9 (このIDを非表示/違反報告)
名無し23332号(プロフ) - 魔法使いは男性だけではありませんよ。石になった前の南の魔法使いにはおばあちゃん魔女がいます。 (2020年12月15日 16時) (レス) id: 311417e1f6 (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - とても面白くて一気に読んでしまいました!無理せず更新頑張ってください、楽しみにしています! (2020年10月29日 21時) (レス) id: d36a01234d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:紅玲 | 作成日時:2020年10月18日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。