異常事態#2 ページ6
ザザザザ
ぐあっ
もう封印解かれてるのか
ズズズズ…
恵「オマエはそこにいろ。部室はどこだ?」
虎「!!待てよ!俺も行く!やばいんだろ!?二月やそこらの付き合いだけど友達なんだ!放っとけねえって」
恵「ここにいろ。A、行くぞ」
『うん。…虎杖くん、どうしても来たかったら来てもいいけど、死ぬだけだからね。それが怖いのならここに留まっておく方がいいよ』
タタタッ
「きゃあああああああ」
『!』
恵「!もう部室を出たのか!」
部室はあっちだな
ガラッ
「ちゅーるちゅーるちゅる」
恵「チッ。邪魔だ」
パンッ
恵「 「玉犬」 」
ズズズズ…ズルン
恵「喰っていいぞ」
タタタッ
パパパン
呪いの数が増えてきたな
結構近くにいるな
『 「
「バウッ」
『 「南天ーオオカミー」 』
「アオーン」
『呪いが来たら喰っていいからね』
キュキュッ
恵・A「『!!』」
見つけた!!
ドロドロドロ
まさか呪物ごとあの生徒を取り込むつもりか!
恵「クソッ」
ズブブブブ
『クソッ……』
間に合わない!!
カシャアアアアン
『え!?』
恵「虎杖!?ココ4階だぞ」
ブチブチブチブチ
ザウ
今のうちか
「しゅるるるるるる、い、いまぁ」
ぐぐぐ…
「なんじぃい」
『 「
シュルルルル
バチュ
『フゥ…セーフ』
恵「フゥ…なんで来たと言いたいところだが良くやった」
ザフッ
虎「なんで偉そうなの。因みにあっちで呪いバクバク喰ってんのは?」
恵「俺の式神とAの術式の式神だ。見えてんだな」
虎「?」
『呪いっていうのはね普通は見えないんだよ。死に際とか今回みたいな特殊な場では別だけど』
虎「あー、確かに俺今まで幽霊とか見たことないしな」
…普通の人なら怖がるようなことが今目の前で起こってると思うんだけど、怖がる様子は1ミリもなさそうだね
恵「……オマエ怖くないんだな」
虎「いやまあ、怖かったんだけどさ。知ってた?人ってマジで死ぬんだよ」
恵・A「『は?/え?』」
虎「だったらせめて自分が知ってる人くらいは正しく死んでほしいって思うんだ。まあ、自分でもよく分からん」
恵「…いや」
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れぃ - 恵くんかわゆい〜 (2022年9月25日 6時) (レス) @page29 id: 0a447ebb60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅玲 | 作成日時:2021年5月12日 23時