いつの間に…#2 ページ14
コツコツ
学「…来たか」
五「学長。結局、どうだったんですか?」
…どうだった?
え?何が?
学「A」
『はい』
学「おめでとう。特級呪術師に昇格したよ」
『え?…え!?えっ、ちょっ、は!?』
五「A?大丈夫?」
『いや、大丈夫じゃないですよ!どういうことですか!?』
五「どういうことって…推薦が通ったんだよ」
『え、いやいやいや。私に推薦したこと言ってませんでしたよね?』
学「……悟」
五「えー、だってAに言ったら推薦やめてくれって言うじゃん。だから、もう無断でやっちゃった方がいっかなって」
『……』
こういうところありすぎでしょ…この人
もうやだ()
学「…とりあえずA、これが新しい学生証だ」
『ありがとうございます』
学「Aもう帰ってもいいぞ。後、悟は残れよ」
五「えー!!」
スーッ
よし、何とか出てこれた
五条先生に捕まったらめんどくさいからね
んー、部屋に戻りたい気分じゃないんだよね〜
適当に散歩でもしておこうかな〜
ー数十分後
「おい!」
『…?あ、恵。やっほー!』
恵「いや、やっほーじゃなくて、なんつーとこ登ってるんだよ」
『えー、そんな凄いところ登ってるかな?』
恵「登ってる。危ないから降りてこい」
『はーい』
トットッ
『っと』
恵「オマエ…馬鹿なのか?」
『え、ひど』
え、そんな馬鹿なことした?
屋根の上に座ってただけなんだけどなあ
恵「…座るならもうちょっとまともな所に座れよ」
『はーい』
ー数分後
『…ねぇ、恵』
恵「…どうした?」
『呪術師にさ、悔いのない死なんてないのかな』
恵「……どうしていきなりそんなこと言うんだよ?」
『いや、恵が休んでる時に私も一緒に学長の元に行ったんだよ。で、虎杖くんに対して学長が話してたんだ。呪術師に悔いのない死なんてない、って。それ聞いて本当なのかな…って気になって』
恵「……」
恵、黙り込んじゃった
この質問あんまり良くなかったかな…
恵「……まあ、確かに後悔のないやつなんていねぇんじゃねぇか?」
『…』
恵「俺も多分、死んだ時に悔いはないかって聞かれたらないとは言いきれねぇと思う。オマエのお兄さんも悔いなしでは死んでないと思うぞ」
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れぃ - 恵くんかわゆい〜 (2022年9月25日 6時) (レス) @page29 id: 0a447ebb60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅玲 | 作成日時:2021年5月12日 23時