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懺悔 ページ32

2人が地上へ行き暫くしたあと、ノートンさんはいくらか呼吸の落ち着きを取り戻した。
けれど、彼はなにやらブツブツと何かを呟いている。

『...』

顔を覗き込むと静かに涙を流していた。
完全なる情緒不安定な状態だ。

ああ、やっぱり。と私は思う。

見たことがあるような気がしていたんだ。

見たことのある鉱山。
見たことのある彼。
感じたことのある彼の雰囲気も。

この子だ。
この子が、昔から手を合わせてくれた...。


『ノートンさん...』


彼の頬にそっと手を這わせる。
ノートンさんは少し驚いたように目を見開くけれど、すぐに瞼を閉じた。


「...もし」


彼の涙で濡れたような低い声が小さく届く。


「もし、僕の愛した神様が__貴方なら」


『....』


「こんな醜い姿になってしまった僕に、失望しているのだろうね」


...そんな事ないよ。

でも、私の声も笑顔も届かない。
視えないってこんなにももどかしくて辛い。


『ノートンさ...』



届かないと分かっていても口を開いたその時、真横から飛んできた霧の刃がノートンさんに直撃した。

獲物→←窮地



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設定タグ:第五人格 , 探鉱者 , ノートン・キャンベル   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - 沙羅さん» ありがとうございます!!沙羅さんのコメントが嬉しくて私も毎回栄養補給させて頂いてます(?) 他作品の方はこれからも続くので、どうか末永くよろしくお願いします...! (2020年6月25日 0時) (レス) id: 6fe8036f83 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 完結おめでとうございますとお疲れ様です…!どんな結末になるんだろうと色々妄想(?)してたのですが、ちょっと切なくて甘い感じ、好きです…!今回も栄養補給させて頂きました(エヘヘ)、ありがとうございます…!!喫茶店の方も楽しみにしてますね! (2020年6月24日 21時) (レス) id: 3aa856ffa1 (このIDを非表示/違反報告)
?mi?(プロフ) - ゆったり更新で大丈夫ですっ!気長に待ってますっ!! (2020年6月17日 4時) (レス) id: 9bb4cee45f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ?mi?さん» ありがとうございます...!ゆったり更新ですがどうかよろしくお願いします! (2020年6月16日 18時) (レス) id: 6fe8036f83 (このIDを非表示/違反報告)
?mi?(プロフ) - 続きめっちゃ楽しみにしてますっ!! (2020年6月16日 3時) (レス) id: 9bb4cee45f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年6月6日 16時

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