相異 ページ8
その後はハンター館で過ごし、夕飯もご一緒させてもらった__のが、もう最早毎日のことなんだけど。
サバイバーなのにこの現状はいかがなものか。
だけど皆が優しくしてくれるから、ついつい甘えてしまうよね。
多分サバイバー館に引きこもってたら孤独でどうしようもならないし。
｢ごめんなさいね、また試合の時間が被ってしまっていて...｣
『う、ううん！大丈夫...！いつも大変だね』
隣には血の女王のマリーが座っている。
高貴な存在の彼女は佇まいまでも絵に描いたようだ。美人のさらに美人って感じ。
隣にいるのが緊張するくらいなんだけど、多分ハンター勢の中では1,2を争うくらいお話してると思う。
『あのねマリー、私今日サバイバーの人と初めてお話したんだ』
｢あら...！それはとても良かったわね。どなた？｣
『探鉱者のノートンさん！』
｢え...？｣
私が嬉嬉として彼の名前を出すと、マリーは意外そうに目を丸くした。
『マリー？』
｢少し驚いてしまったわ。あの人、試合中に誰かに干渉しているイメージがなかったから｣
『囮になってハッチから逃してくれたよ？』
｢え...！？｣
マリーは益々驚いた顔をした。
...え、そんなに珍しいことだったの？
｢私、最近試合によく出るわよね？勿論彼ともよく当たるけれど...彼、どことなく独特の雰囲気で。仲間意識が薄いのよ｣
『薄い？』
｢ええ。他のサバイバーと比べてね｣
意外だった。
早く逃げて、と切羽詰まったような声を上げていた彼が。
味方を庇うようなことをするなんて珍しいわ、とマリーは興味深そうにそう呟いた。
『...あ、あとね』
ノートンさんについてもうひとつ思い出したのだ。
私が話しかける前、彼が何も無い空間に向かって｢やめてくれ...！｣って錯乱してたこと。
それもマリーに伝えると、彼女はまた驚いた顔をした。
折角の美人顔が...と思うけど、驚いた顔も綺麗だから何も言うことはないね、うん。
｢益々不思議。いつも無表情じゃない、あの人｣
『そ、そうだよね...と言っても今日初めて顔みたんだけど...』
マリーの驚き具合からして、やっぱり今日の彼は普段の彼とはいろいろ違ったみたい。
マップがトラウマみたいなこと言ってたし、もしかしたら相当な傷を背負ってるのかな。
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怜(プロフ) - 沙羅さん» ありがとうございます！！沙羅さんのコメントが嬉しくて私も毎回栄養補給させて頂いてます(？) 他作品の方はこれからも続くので、どうか末永くよろしくお願いします...！ (2020年6月25日 0時) (
レス) id: 6fe8036f83 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 完結おめでとうございますとお疲れ様です…！どんな結末になるんだろうと色々妄想(？)してたのですが、ちょっと切なくて甘い感じ、好きです…！今回も栄養補給させて頂きました(ｴﾍﾍ)、ありがとうございます…！！喫茶店の方も楽しみにしてますね！ (2020年6月24日 21時) (レス) id: 3aa856ffa1 (このIDを非表示/違反報告)
?mi?(プロフ) - ゆったり更新で大丈夫ですっ！気長に待ってますっ！！ (2020年6月17日 4時) (レス) id: 9bb4cee45f (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - ?mi?さん» ありがとうございます...！ゆったり更新ですがどうかよろしくお願いします！ (2020年6月16日 18時) (レス) id: 6fe8036f83 (このIDを非表示/違反報告)
?mi?(プロフ) - 続きめっちゃ楽しみにしてますっ！！ (2020年6月16日 3時) (レス) id: 9bb4cee45f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜 | 作成日時：2020年6月6日 16時
