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第二話 妖精の契約 ページ12

1:藤堂 咲


暖かい風が、頬を撫でた。藤堂は、学校の庭を大股で横切った。目的は、庭の奥―――すなわち学

校の裏の森だ。森の中には、大きな湖がある。藤堂は、そこに向かっていた。

森の中には、たくさんの動物や、妖精が住んでいる。藤堂の足元にも、小鳥が飛んできた。一羽は

きれいに着地したが、もう一羽は鈍い音を立てて、地面に落下した。その小鳥は、腹に大きな傷が

できていた。毛が血で染まっている。

藤堂は、その場にしゃがみ込むと、小鳥をすくい上げた。そして・・・そっと息を吸うと、歌を

歌った。その歌は、低く優しい響きがあった。木々がざわざわと揺れ、動物たちは、鳴き声を出し

た。妖精たちは、自分の住処から顔を出して、ひそひそとささやきあっている。

見る見るうちに小鳥の怪我は小さくなっていった。そして、しまいには無くなっていった。小鳥

は、藤堂の頭の上を感謝するように一周すると、真カマの鳥たちと一緒に羽ばたいていった。

「藤堂 咲!」

名前を呼ばれて、藤堂は振り返った。目の前には大きな湖がある。それから、顔を出しているの

は…水の精だ。上半身は人間、下半身は魚の姿をしているが、人魚ではない。肌の色は青色で、耳

はとがっている。けれど、その姿は美しい。

「リーシア」

彼女の名前を呼ぶと水の精は嬉しそうに笑った。

「貴方に力を与えて正解でした」

藤堂に「癒し」の特殊能力を与えたのは、リーシアだ。癒しの能力は歌の力によって発揮できる。

リーシアは、藤堂の歌声を聞いて、彼を癒しの能力者にしたのだ。

「貴方は、妖精や、動物たちに好かれていますね」

「いや、それはこの力のおかげだよ。あと、そろそろ敬語で話すのやめてほしいな」

藤堂がそういうと、リーシアは顔をしかめた。

「とんでもない!私は貴方のしもべですから」

それを聞いて、藤堂はあいまいに笑った。

その時、藤堂は視線を感じて、振り向いた。しかし、そこには誰もいなかった。かわりに・・・ド

ラゴンがこちらをじっと見つめていた。

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設定キーワード:能力 , 戦闘 , 学園   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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白木里沙(プロフ) - おう、楽しみにしとくぜ、青野を☆ (8月28日 22時) (レス) id: 69bdcdfefa (このIDを非表示/違反報告)
藤宮伶 - 白木里沙さん» ありがとう!楽しみにしててね!慳遒髻 (8月28日 14時) (レス) id: 21132432c2 (このIDを非表示/違反報告)
白木里沙(プロフ) - 藤宮伶さん» おお、青野楽しみにしてるぜ☆ 更新スピードは気にしない!! (8月25日 19時) (レス) id: 69bdcdfefa (このIDを非表示/違反報告)
藤宮伶 - 白木里沙さん» 次の次ぐらいには、慳扈个擦襪も・・・!更新、遅くなるかもしれないけど、待っててね!   私も慳遒鮟颪のは楽しいから、出したいんだけどね(笑 (8月23日 11時) (レス) id: 21132432c2 (このIDを非表示/違反報告)
白木里沙(プロフ) - 藤宮伶さん» 青野ぉぉぉぉぉっぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!!!!!!! 私の…推し…アァァ…←  大丈夫、楽しみに待ってます(´・ω・`) (8月21日 13時) (レス) id: 69bdcdfefa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:藤宮伶 | 作成日時:2017年6月25日 10時

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