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カラン、とベルが鳴ると女子高生が2人入ってきた。







園子 「あれ?Aさんじゃないですか!
お久しぶりです!!」

A 「園子ちゃん、久しぶり!綺麗になったね。」




園子ちゃんのお父様と父は古くからの知り合いで、鈴木家が主催するパーティーにお呼ばれする事がよくあった。
私も何度か連れて行ってもらい、そこで仲良くなった。





園子 「日本に戻っていたんですね!
樹おじ様もこっちにいるんですか?」

A 「ううん。父はまだ海外で働いているけど、ちょうど2週間前に一旦帰ってきて。

そちらの方は?」

蘭 「はじめまして!毛利蘭と言います。
以前、海外にいらっしゃったんですか?」

A 「うん、父の仕事の関係で。
私は今年に入って戻ってきたんだけど。」

園子 「Aさんのお父様、本当に凄いんだから!
**銀行の海外事業部の責任者で、次期頭取と言われてるの!

それに、とってもダンディーでかっこいいんだよね〜。」









降谷side

彼女たちの話を聞いている中で、ある考えが浮かんだ。




組織に情報を渡したのはAの父親ではないのか。





ちょうど2週間前といったら、その情報を組織が受け取った日だ。

園子さんが『樹おじ様』と言っていたから、名前は長橋樹だろう。
彼の名は金融の世界では有名で、かなりの実力者だ。



安室 「お父様と久しぶりにお会いできてよかったですね。
いつ頃、戻られるのですか?」

A 「あと1週間ほどいると言っていました。」





1週間か、、、。
時間がないな。




彼女の身内、そして彼女が組織に関わっているなんて考えたくもないが、念のため調べておこう。







安室 「梓さん、すみません。
パンを切らしていたんで、買い出しに行ってきます!」

そう言って、外に出た。


















降谷 「もしもし、風見か?
長橋樹とその家族について調べてくれ。



今夜そっちに行くから、それまでに頼む。」

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作者名:rei178 | 作成日時:2021年2月21日 12時

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