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「那須くん!」



『あ、Aさん…!』


















待ちわびていた土曜日はあっという間に来た

あまりの緊張に、家にいても落ち着かないから予定よりも早く家を出て、待ち合わせ時間30分前にはこの場所についていた




ソワソワしながら待ってみても時間は早く進む訳じゃないから彼女が来るまで深呼吸で気持ちを落ち着けてボーッとしながら待っていた


そして、彼女は約束の時間5分前にやって来た

声をかけられ顔を上げると、いつもとは雰囲気の違う彼女が俺の目に映った


















「ごめんね、待たせちゃったよね…?」



『全然待ってないです。今来たんで』



「本当?良かった〜…」



















そう言う彼女は、髪を束ね、歩くたびにその髪がゆらゆらと揺れてつい、目で追ってしまう




制服と私服じゃ、見た目も雰囲気も全然違う。

俺は彼女の姿に目が離せないほど釘付けになった




























『凄い…』



「へ?」



『あ、いや…なんでもないです』



「那須くん固いよ、もっと気楽に!学校じゃないんだから、そんなに固くなってたら疲れちゃうでしょ?」



『そんなこと言われても…』



「そうだね〜…まず、敬語やめない?」



『え、でも…』



「そっちの方が良いの!聞いてるこっちが疲れちゃうんだもん」
















首を傾げながら髪を靡かせるその仕草が、俺を照れさせる



…俺って、女子に免疫ないのかな

彼女の行動全てに目がいって仕方ない。

なんでこんなにもAさんのことが気になってしまうんだろう

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さき(プロフ) - 那須担と浮所担なのでこのお話大好きです!!ドキドキします!!更新楽しみにしてます!! (2020年4月17日 2時) (レス) id: a85c301552 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:優風翔 | 作成日時:2020年4月15日 23時

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