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kj side
mm「康二！おかえり！」
kj「ただいま」
ただいまと言い切る前に飛びついてくる恋人。
目黒蓮のギャップは俺しかきっと知らない。
綺麗な顔、男らしい振る舞いと大きな背。
クールに見えるのに、俺の前でだけ可愛い大型犬になる。
(なんかその辺はしょっぴーみたいなんだよな…)
思わずクスッと笑うと、それが気になったのか首を傾げてくる。
mm「ん？どうした？」
kj「いや、ちょっと思い出し笑い」
mm「えー、みんなで何話してたの？」
kj「シンプルに恋バナよ」
mm「え？」
kj「みんなで自分の恋人自慢してたんよ」
mm「どんな話？」
kj「話すけどとりあえず座っていい？」
mm「なんか飲む？」
kj「んー、お茶」
mm「そう言うと思ってルイボスティー作っといた」
kj「…めめは俺のことなんでも分かるんやね」
mm「もちろん、好きだからね」
kj「…しょっぴーもなんかそんな感じやったな」
mm「ん？」
kj「さっきめめに電話かけたやん？あれみんなでお互いの恋人にかけてみようってなってかけてん」
mm「そうだったの？なんだ、俺普通に喜んじゃった」
kj「イタズラじゃないから許してな」
mm「うん」
kj「しょっぴーもだてにかけててんけど、なんかなんでも分かり合えてる2人って感じだったんよな。」
しょっぴーの優しい声も、少し緊張してる表情も。
全部が愛情になっててなんともいえない2人の温度感がよかった。
mm「俺と康二はどんな感じ？」
kj「みんなが言うにはベタベタな感じやと」
mm「それはそうかもね…康二もそんな風がいい？」
kj「ん？」
mm「もっと大人で穏やかな毎日がいい？気持ちだけで動く俺は嫌？」
少し悲しそうな顔をする度に、眉毛が少し下がってしょんぼりする。目黒蓮がまさか俺相手にこんな顔をしてるなんて世の中は考えてないんだろうな。
kj「めめは本当にかわいいな」
mm「康二の方が可愛いよ？」
kj「ふふ…そうじゃないんよ。俺にしか見れないめめがあるみたいに、しょっぴーとだてにしか分からない2人があるんだなって思うとあの2人もちゃんと好き同士なんやって、なんか安心？したんよ」
mm「…そっか」
kj「俺は落ち着く関係も大事やけど、普段クールなめめが俺に甘えてくれるほうが好きやなぁ」
mm「…康二、ずっと一緒にいよ」
なんでかいつも、少し涙目になりながらそう伝えてくれる。
今夜、あの2人から伝染したこの暖かい気持ちを君と
眠くなるまで話したい。
いつだってめめのことを考えてると、教えるよ。
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作者名：stanley | 作成日時：2023年7月16日 1時
