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7:青野 雅尋
「じゃーんっ!」
昼休み、青野は、顔の前でチラシを広げた。
見せつけられた成宮は、怪訝そうにチラシを見た。
「能力大会?」
成宮は、眉間にしわを寄せて、青野を見た。
「そ。学年ごとに、一位を決めるんだって」
青野はチラシを下げると、成宮の座っているベッドに腰かけた。
「一緒に出ようよ!」
「・・・えぇー?」
成宮は、不満そうに言った。
「いいじゃん!・・・せっかく、部屋まで来てあげたのに・・・」
青野はすねる真似をした。
成宮は、そういわれると、何も言い返せないので、代わりにため息をついた。
「そういえば、今日、何で授業休んだの?」
青野は、成宮の顔を覗き込んだ。
「別に?教室行くの、だるかっただけ」
成宮は、そういいながら、足を組んだ。
「・・・さぼり?」
「まぁ、そんなとこ」
青野は、面白くなさそうに、ふぅんと相槌を打った。
「考えといてよ。俺、もう行くから」
青野はベッドから立ち上がり、成宮の部屋から出ていった。
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作者名:藤宮伶 | 作成日時:2017年10月9日 9時