70 ページ23
No side＿
『悪夢』という名の自分自身を克服したA。今では前よりも生き生きと毎日を過ごしていた。
『トーントーン！』
tn「あぁ。Aやん。どしたん？」
『最近寝てないとしんぺいさんからお聞きしたので無理やり寝かせに来ました』
tn「嫌です」
『寝よか』
tn「嫌です(n回目」
最近ではとある寝不足の方のお世話をしているとか。
寝かし付け終えたAは部屋を出たあと場内を散歩。道中で玲愛と出会った。
最近は仕事が忙しいとかで中々会えなかったらしかったが、今は休憩中ということで休憩がてらお茶会をしたとか。
お茶会をしている途中で玲愛がAにとある質問をした。
「Aって…魔獣とか居ないの？」
と。
確かにAには魔獣という魔獣は居ない。欲しいと思っていた時期もあったそうだが、後回しにしすぎて忘れていたそう。
「ほらAって魔法使えるからちょっと気になって」
『魔獣か…』
そう言って顎に手を当てて考え始めた。
暫くしてから顎に当てていた手が離れ口を開いた。
『居ないわ』
「居ないのになぜ考えた」
『欲しいな〜って考えてるんだけどねぇ〜』
そう言って窓の外を眺めたA。
確かにこの世界は魔法が使えるものが多いが魔獣という生物はごく稀にしかいなかった。凄く希少な生物らしい。
Aの周りでは殆どの魔法が使えるものは魔獣を持っていたらしいが何故かAだけはいなかった。
契約するのを後回しにし過ぎたせいだろう。
『中々いい魔獣と出会えなくて』
とAは言ったが内心では出会えないのではなく怖いのだ。
「…そっか…でもどこかできっと会えるよ」
『会えると…いいけどねぇ』
玲愛にバレない程度の震え声でそう答えるAであった。
＿＿＿＿
No sideって…
難しいね by 青色
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 91人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
青色(プロフ) - コメントありがとうございます！そう言って貰えて凄く嬉しい限りです！ありがとうございます!! (2020年3月7日 9時) (
レス) id: ec309c38a5 (このIDを非表示/違反報告)
ASAHI(プロフ) - す、既にガチ泣きしましたこの作品見てて凄く胸が締め付けられたりして本当に大好きですこれからも無理せず頑張って下さい!! (2020年3月7日 2時) (レス) id: 56ce4f6b01 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：青色 | 作成日時：2020年1月8日 23時
