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「私は何をしたら…？」
『何もしなくていいよー』
「…では掃除を…」
『する場所ある…？』
「じゃあ洗濯…」
『もう行ってきた…』
「私の役目を返して下さいー！」
ごめんよ。僕は無意識のうちに家事全般を全てこなしてしまう。そのうちに僕の所には掃除などをする人達は来なくなった。まぁ当たり前だよね。
『別にこうして一緒に居てくれるだけで良いよ』
「ですが…」
『喉渇かない？お茶入れるよ』
「あ…私が…」
『はいはいここに座った座ったー』
僕は彼女を無理やり椅子に座らせ、お茶の準備をする。1度こうしてやってみたかったのだ。夜のお茶会を、身内と。
『どーぞ』
「い、頂きます！」
『タメでいいって』
彼女は僕が容れたお茶を口に含見終えたあと目を見開いて質問攻めをして来た。そんな彼女をなだめ、僕もゆっくりお茶を飲む。うん。我ながら上手く入れれたな。
『…実は僕ね。誰かとこうして過ごすことがあまりなかったんだ』
その言葉に衝撃だったのか彼女は1度カップを置いて話に耳を傾ける。
『…僕ね、街にもう1人仲のいい子がいるんだけど中々招待出来なくてね。こうやって一緒に過ごしてみたいなって思ってた』
所々語彙力が無くなりながらも何とか言葉にして話した。少しでも彼女に伝わって欲しいな。
『＿＿上下関係なんて要らない。僕らは友達で居たいな』
こんなにも言葉が不器用になるのは初めてだ。何をどう話していいのかもうよくわからないや。
そんな静かな部屋は沈黙が暫く続いた。真っ先に言葉を出したのは玲愛だった。
「…勿論だよ！A！」
そう言って貰えることが嬉しかった。僕はありがとうと一言告げ、その後は沢山話した。話が盛り上がりすぎて夜更かしし、トントンに怒られた。
「私も戻ろうかな」
『あ。玲愛。ここで寝ようよ』
「ぇ〜だけど」
『はい僕がいいって言ったから良いのー』
「怒られたらAのせいにするからな」
『任せとけ』
「たくまし」
そう笑いふざけていればまたトントンに怒られたついでにエミさんにも怒られた。今日はまだ寝たくないと思ってしまうほどに楽しかった。
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青色(プロフ) - コメントありがとうございます！そう言って貰えて凄く嬉しい限りです！ありがとうございます!! (2020年3月7日 9時) (
レス) id: ec309c38a5 (このIDを非表示/違反報告)
ASAHI(プロフ) - す、既にガチ泣きしましたこの作品見てて凄く胸が締め付けられたりして本当に大好きですこれからも無理せず頑張って下さい!! (2020年3月7日 2時) (レス) id: 56ce4f6b01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青色 | 作成日時：2020年1月8日 23時
