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3つに別れて逃げるとローブを着た奴等も別れ、こちらに3人。シャオさんと兄さんの所に1人ずつで、計5人ほどだろう。
(僕のところに来たって事は僕狙いか)
そう後ろを見もって走っていたら、先は行き止まりだった。…しまった。いつの間にか行き止りに進んでいたとは…
「貴様がAだな」
『いいえ』
「嘘おっしゃいな。貴方の情報はもう分かっているんよ？」
『なら僕に何の用です？』
「俺たちと来い」
『…お断りですね。僕には帰るべき所がありますし、何より仲間を置いて着いていくわけないでしょうよ』
「そうか。それはこれを見ても言えるのか？」
そう言ってモニターを写し出した。そこに映っていたのは全員が捕まった様子が見れた。
内心焦ったが、1度落ち着いて魔法を発動させる。全員捕まった様子はないのでこれはダミーと考える。
『へぇ。そんなので僕を騙せるとでも？』
「流石に駄目ねぇ」
「仕方ない。無理やりにでも来てもらう」
『そう簡単に捕まるとは思わないで頂きたい所だなぁ！』
言い終えると同時に僕は攻撃魔法を相手に向ける。2人は殺す気はなさそうだが、もう1人は僕を殺す気満々。なら別にやっても良いよね。
「無駄な足掻きを」
『これが無駄ねぇ…』
「言うこと聞いて着いてくれれば痛い目に遭いませんのに。残念です」
『残念で…結構やわ!!〈flame souls〉』
僕の周りから無数の炎の塊が奴等に放たれた。だが、こちらがいくら攻撃しても反撃してくるのは殺気を飛ばしているやつだけ。本当になんなんだこいつら。
「遊びもここまでだ」
「貴様は何がしたいのだ」
『…ふーん何も感じとれないのね…これが『時間稼ぎ』だって事も』
「っ！？」
「…あたしは逃げさせてもらうよ！」
建物の影からすっと誰かが出てきて道を塞ぎ、銃を向ける。
「動くな。動いたらどうなるか分かってるんよなぁ？」
「…ｯくっそ！」
「おっと。どこへ行くんやろうなぁ？」
「…っ…(上からなら…！)」
「逃がすわけないやん」
行く手を阻まれた奴等はジリジリと3人に詰め寄られていたが、1人がローブから何かを取りだした。それを地面に投げ付けると、辺りは白く光り、消える頃には誰も居なかった。
安堵した3人ともう1人上から着地して一目散にこちらに駆け寄ってきた。
「Aさん！怪我ないですか？」
『エミさん。大丈夫だよ。それにトントンもゾムさんもロボロもありがとう』
zm「ええけど…何なんや彼奴ら」
『分かんない』
なぜ僕を……？
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青色(プロフ) - コメントありがとうございます！そう言って貰えて凄く嬉しい限りです！ありがとうございます!! (2020年3月7日 9時) (
レス) id: ec309c38a5 (このIDを非表示/違反報告)
ASAHI(プロフ) - す、既にガチ泣きしましたこの作品見てて凄く胸が締め付けられたりして本当に大好きですこれからも無理せず頑張って下さい!! (2020年3月7日 2時) (レス) id: 56ce4f6b01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青色 | 作成日時：2020年1月8日 23時
