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朝。今日は絶対に布団からは出たくない。理由は寒いから。
本当なら布団からバサァって出ていい気持ちで居られるはずなのだが、今は冬。布団の中は外より暖かいから出られない。と言うより出たくなんかない。
けどそんなことは許されるはずがないし、資料と言うなの仕事があるので渋々布団から出て服を着替える。
『あー寒』
息をはぁって出せば白い煙が舞う。
外は雪が降ってんのやろか。
資料をしながら考えていると廊下からすごい音を立てながらこちらに走ってるく音がする。
ﾊﾞｧﾝ
だから扉泣くから優しくしてや…
「Aー！」
黄色の繋ぎを着て赤っぽいニット帽を被ってるシャオさん。今日は一段と慌ただしい。
sha「街行くで！」
『ごめん資料終わらせな行かれへん』
sha「終わるまで待っとる」
『それはやめんかい』
しょぼんと寂しそうにその場に座るシャオさん。本当に犬みたいだな。見えない耳としっぽが垂れとる。
『…はいはい、行きます行きますよー』
と一言掛ければ、元気を取り戻したのかしょんぼりしていた耳としっぽが元気を取り戻したかのように勢いよく振ってる気がする。
sha「はよ行こはよ行こー！」
『分かったからもうちょいゆっくり…』
最近シャオさんが僕の部屋に訪れる時は大抵「街に行こ！」に変わった。あれ訓練は？って何時もなる。
『今日は兄さんもいるんやね』
ni「今月は休みだからたまには息抜きにね」
『なんかこうして話すのも久しぶりだ』
ni「確かに」
sha「A！兄さんも早う！」
『はいはい。相変わらずだわ』
ni「じゃ行くか」
兄さんがそう言って先を歩いたので僕もその後を追ってシャオさんの後を続く。
＿＿＿＿
sha「あ。これAにあってんのちゃう？」
『これ…w僕にあってんの？』
そう言ってシャオさんが持ってきたのは茶色とみどりが混じったブレスレットだった。
『なんならこれ僕よりゾムさんとエミさんやない？』
sha「確かし」
ni「じゃあこっちは？」
そう言って兄さんが渡してくれたのはエメラルドグリーンのような色のブレスレットだった。
sha「目の色と似ててええんととちゃう？」
『てか何しに街きたの』
sha「え？暇やったから」
『訓練しろぉ』
sha「訓練疲れた」
なんという雑な答え…。
取り敢えず、兄さんが選んでくれたブレスレットを買ってその店を出た。
『…』
sha「…Aも分かる？」
ni「何かが跡つけてきとんな」
『ちょっと別れよう』
そう言って僕らは別れた
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青色(プロフ) - コメントありがとうございます！そう言って貰えて凄く嬉しい限りです！ありがとうございます!! (2020年3月7日 9時) (
レス) id: ec309c38a5 (このIDを非表示/違反報告)
ASAHI(プロフ) - す、既にガチ泣きしましたこの作品見てて凄く胸が締め付けられたりして本当に大好きですこれからも無理せず頑張って下さい!! (2020年3月7日 2時) (レス) id: 56ce4f6b01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青色 | 作成日時：2020年1月8日 23時
