検索窓
今日:5 hit、昨日:15 hit、合計:172,442 hit

29 ページ31

あーぁ。最近になってから嫌がらせと言う名の暴力が凄い増えた気がする。慣れたは慣れたけど流石に疲れる。私にだって限界ってものがある。

そうブツブツ部屋で思っていたら急にノックもなしで月渚が入ってきた。まった大量の資料やらを持って。
人がゆっくりしてる時に持ってこないで欲しいものだね。

『何?人の部屋にノックもせずに入ってきた人』

「あら。生意気な口を聞くようにもなったのね。次口答えしたらエーミールさんからやるからね?」

…もう何も言い返せない。仲間をやられることだけは嫌だから。

「あとこれもお願いね?」

と言って私の部屋にドサッと音を立てて置いた。自分でしろよ。
そう言いたいところだが、ぐっと抑えて言葉を飲み込む。

「じゃ、よろしくー」

と言って部屋を出て行った。
人の楽しい時間までも奪う屑め。早く追い出してやりたいぐらいだけどなぁ…中々ねぇー

『…はぁ…人の手柄を横取りしてるようなもんじゃん』

ボソリと呟いたその言葉は自分しかいない部屋に響いた。
パンッと顔を叩いて気を引き締めて資料を全てこなす。

_______

それから時間は経ち、午前7時。一徹しちゃいました。
これが終わったら寝る、これが終わったら寝るの繰り返しでやっていたらいつの間にか昨日は終わってて翌日に変わってました。まぁとりあえずは全部出来たのでいいでしょう。
資料を積んでから部屋を出て、月渚の部屋に行く。

『…終わりましたぁ』

「早かったわね。これで出しに行けてまた褒められる♪」

ルンルン気分でいた奴に私は冷ややかな目を送ってから部屋を出た。あんなクソみたいな奴の部屋には居たくも無かったからね。
その資料全て私がやりましたって言ってやろうかな。

…てか眠い。風呂入って寝るか。
と思ったが、風呂は無理そうだったのでそのままベッドにダイブした。

(少し…少しだけなら…寝てても…いいよ…ね……)

瞼を閉じて眠りに着いた。


ショッピside__

俺は心の片隅でずっと思う。

(先輩は無能じゃない)

と。
昔の記憶を脳から引っ張り出していつも考える。先輩と笑いあって、練習していた日々を。

分かってるはずなのに先輩のことを酷く接してしまっている。先輩は無能なんかじゃないことは分かっているはずなのに。

先輩に対しての言葉だけが荒々しくて。傷付けて。
先輩は優しいはずなのに。優しくしてくれていた筈なのに、俺は昔以上に酷くしてしまっている。

先輩のようになりたくない自分が邪魔をする。

30→←28



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (62 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
132人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

青色(プロフ) - コメントありがとうございます(´˘`*)はい!期待に答えられるように頑張ります! (2020年1月8日 21時) (レス) id: 6c7e99b3e1 (このIDを非表示/違反報告)
ぐー - やばい…自分語りになるんですけど、途中で泣きました…この作品が神すぎなのと、私が涙脆いならですかね…更新は少しずつゆっくりでいいので、続けて貰えたら嬉しいです!これからも頑張ってください! (2020年1月6日 21時) (レス) id: 0cbe7ccea4 (このIDを非表示/違反報告)
青いおばけ(プロフ) - コメント有難うございます!まだまだ更新していきますので待っていてください! (2019年12月20日 17時) (レス) id: 6c7e99b3e1 (このIDを非表示/違反報告)
みかんの皮 - これってまだ更新しますか?!すごく楽しみなので!!作ってもらえるどホンッッッッットに嬉しいんですが、作らなくでもいいんですが、、、まぁ、できれば作ってもらえるとまじで嬉しいです! (2019年12月20日 8時) (レス) id: b2f70beae4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:青色 | 作成日時:2019年10月14日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。