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dream:23 ページ24

「さよなら、しよっか」



その時、まるで時が止まったかのような静寂が訪れた。


何を言っているんだAは。

さよならってなんだ。





なんで、


なんで、







「なんで…!」






Aは、ごめんね、と小さな声で呟いた。



「本当は、こんなに長くいるつもりはなかったの。本当は、もっと早くに成仏して消えるはずだった。
でも、」







俺はもう、何も考えられなくなっていた。


俺は何故、ここまで焦っているのか。悲しんでいるのか。

それすらも、わからない。



いや、本当はわかってる。

だが、それを俺が認めようとしていない。







「総悟と過ごして、前より好きになっちゃって。
ここにいたい、って思ったんだ。

でもね、もう駄目なの」




ふと、Aの足元が半透明になっているのに気が付いた。



「嘘、だろィ…!?」




「総悟と沢山話せて、私はもうこれで充分だよ。
だから、ちゃんと成仏し―――」

「俺は!」



俺はAの声を遮るように言った。

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美悟(プロフ) - 勉強&学校崩壊しろ!さん» この作品は特に儚さを意識していたのでそう言っていただけて嬉しいです。とても素敵なコメントありがとうございます。最後の言葉にお心遣いを感じ温かい気持ちになりました。頑張ります! (2020年10月17日 2時) (レス) id: 009face520 (このIDを非表示/違反報告)
勉強&学校崩壊しろ!(プロフ) - とても感動しました。他の作品も読ませてもらいます。儚く、美しいお話で、涙が出てきました。これからも、頑張ってください。(色々なことを) (2020年9月16日 21時) (レス) id: 5d107772f4 (このIDを非表示/違反報告)
美悟(プロフ) - ミウラさん» 完結から6年経ちましたが、今でもこんなにあたたかいコメントをいただけて本当に嬉しいです。こういった作品は読み手がいて、読み手が何かを受け取って初めて本当の意味で完成するものだと思っています。読んでくださりありがとうございました! (2020年7月29日 3時) (レス) id: 009face520 (このIDを非表示/違反報告)
ミウラ(プロフ) - 本当に大好きです。小説を書いてくださってありがとうございます。なんとも言えない素敵な、あたたかい気持ちになりました。 (2020年7月26日 12時) (レス) id: 3103cb23ea (このIDを非表示/違反報告)
美悟(プロフ) - 抹茶アイスさん» 一番ですか!?嬉しすぎます!笑 期待にお答えできるよう、他の作品も頑張ります!! (2014年4月3日 12時) (レス) id: 208c26a926 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美悟 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sadomayo/  
作成日時:2013年9月29日 8時

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