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福本「晶哉〜？」
数時間後、末澤とリチャ、それから小島が聞き込みという名の探索に出かけ、1人荷台に座りながら考え事をしていた佐野は、福本の声掛けによって意識をこちら側に戻した。
佐野「どしたん大晴くん」
福本「何か、晶哉が寂しそうやったから」
佐野「何すかそれ。そういうのは女の子に言うた方がええんとちゃいます？」
福本「あはは、こんなクソッタレな場所にまともな子なんておらんやんか」
荷台に乗り込み、佐野の隣に座った福本は「見て見てお星様綺麗やで」と空を指さす。
街灯も少ないこんな場所では、星空は良く綺麗に見えた。
福本「昔はな、こんな風に綺麗に星なんか見られへんかったんやって」
佐野「何でですか？」
福本「昔は、街もちゃんと整備されてて街灯も家の明かりもようけあったから」
佐野「ほんなら、1番街はこんなに綺麗な星空見られヘんって事ですか」
1番街、という言葉に福本は少し困った様に顔を伏せる。
福本「…どうなんやろな。中心部は、見られへんのかもしれへん」
元々福本が1番街に住んでいた、という事は聞いていた。
他の街とは違って、東京の手が入って整備された街――というのは表向きで、実際は中心部以外は虐げられて過ごさないといけない街、らしい。
福本「俺、あん時は空見てる余裕なんてなかったし」
毎日生き抜くのに必死やったから。そう懐かしそうに呟く彼は「お、俺の事はどうでもええねん！」と突如として明るい声を出して佐野に問いかけた。
福本「晶哉、寂しかったら話くらい聞くで？」
本当、そういうのは女の子を口説く時にする声の掛け方でしょ、と思ったが、これ以上憎まれ口を叩くのも何だかあれだったので慎んだ。
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みるく飴(プロフ) - 前の作品から湊都さんの作品が大好きでした！ずっと読み終わってははじめから繰り返して読んでいます。また読めるなんて、すごく嬉しいです！！更新楽しみにしています！頑張ってください！ (2020年9月2日 21時) (
レス) id: 77a90c92a1 (このIDを非表示/違反報告)
MaKoto(プロフ) - ３〜４年前、湊都さんの作品の虜になっていたものです。世界観がすごく大好きでした。それがまた読めるなんて。あいつらがメンバーを引き連れて私の青春を再び持ってきた！と言う気持ちでいっぱいです。湊都さんおかえりなさい、と言わせてください（;;） (2020年9月1日 17時) (レス) id: 6b870afe19 (このIDを非表示/違反報告)
fuotomi(プロフ) - はじめまして。私はSnowManとジャニーズWESTのファンですが関西jr.ではAぇgroupを応援しているのでAぇgroupのドリーム小説を書いてくれて嬉しいです。更新頑張ってください。 (2020年9月1日 0時) (レス) id: a747352775 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：湊都 | 作成日時：2020年9月1日 0時
