ブレイブ1 part5 ページ8
「なんだ、今日はゾーリ魔だけか〜」
赤いヒーローが言った。
あの怪物は『ゾーリ魔』という名前らしい。
「あらぁ? 私達もいるわよぉ?」
さっきのハートの怪物が答える。
「何人いようが構わねえ、さっさと倒しちゃおうぜ」
ひとりひとりが怪物に向かって行く。
Aはその強さにごくり、と唾を飲んだ。
6人の姿に気を取られすぎて、Aは自分の背後にゾーリ魔が襲いかかってくるのに気づかない。
「くっそ…間に合え!!」
後ろで銃が撃たれた音がした。
振り向くと背後には倒れたゾーリ魔がいた。
「い、いつの間に…!!」
また黒いヒーローに助けられてしまった。
「Lady、大丈夫か!?」
「すみません、何度も…」
Aが黒いヒーローと話しているうちに今度は金色のヒーローが刀らしきものを取り出した。
「ここは拙者に任せるでござる!!」
「おう、頼んだぜゴールド!!」
「雷電残光!!!!!!!!!」
思い切り刀を地面に突き刺すと、そこから静電気を放電した。
ゾーリ魔は綺麗な程に全員吹っ飛んでいた。
何故かAの記憶もその先はなかった。
「あ〜やっぱりLadyは遠くに行かせといた方がよかったな…気絶させちまったよ。」
「Aは俺が連れてくよ。 親御さんには…適当に誤魔化しとく。」
戦いも終わり、彼らは変身を解いて帰路につく途中だ。
「いくら戦の為とはいえ、ソウジ殿の友人を傷つけてしまうなんて…申し訳ないでござる…!!」
空蝉丸は刀を取り出して、これで拙者の腹を…!! と言った。
「そ、そこまでしなくても大丈夫だよ、ウッチー。Aはああ見えて結構頑丈だから」
よいしょ、と背中からずれ落ちるAをあげて答えた。
「A殿がお目覚めになられたら、ちゃんと謝罪に行くでござる!!」
「分かった。」
じゃあ、またね。 とソウジは言って歩き出した。
久しぶりに近くで感じた幼なじみのぬくもり。 昔はソウジの方が小さくて
『弟』のように思われていた。
いつの間にか逆転した立場。
こんなに小さかったっけ。
心の中でそっと問いかける。
いつも無理して。生意気なことばっかり言っているけど、本当はすごいいい人だ ということを一番理解しているのは俺だ、 と言わんばかりに。
「本当に、馬鹿なヤツ。」
夕暮れの中、ソウジはそう呟いた。
ブレイブ2に続く。
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーメンバー
キング
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れもんちょこ。(プロフ) - 紗羅さん» 初めまして!! コメントありがとうございます!! 確かにイエローもいいかもです…!! 黄色だとオビラップーしか頭に浮かばなくて。。笑 先に相棒を決めてから色の方が、いいかもしれないですよね…… (2016年5月15日 20時) (
レス) id: e0b81bb17d (このIDを非表示/違反報告)
紗羅(プロフ) - 初めまして！ 主人公の担当カラー、マゼンタは鮮やかですが、イエローがいない分ありだと思います！ シアンもいるんで若干ディケイドっぽいですが(笑) 個人的には大賛成です！相棒とか、名乗りとかまた考えてみますね。 (2016年5月15日 0時) (レス) id: 1c381ff8d7 (このIDを非表示/違反報告)
れもんちょこ。(プロフ) - 莉希さん» すみません、外すのを忘れてました。 指摘ありがとうございます!! (2016年5月12日 23時) (レス) id: e0b81bb17d (このIDを非表示/違反報告)
莉希(プロフ) - 設定がオリジナル作品になっていますよ (2016年5月12日 23時) (レス) id: bc5faab83d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもんちょこ。 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/reena1/
作成日時：2016年5月12日 23時
