ブレイブ3 part4 ページ17
「いいかもね。 それ。 イアンそういうの上手いじゃん」
「いいじゃん、イアン。行きなよ」
ソウジまでがアミィの意見に賛成している。
「Oh,My…これは拒否権はなさそうだな。」
「よし、これで決まりね。さっそく連絡しましょ!! イアンがね!!」
「…分かってるよ」
苦笑いで答えた。
▽
イアンさんとデート。
モテモテなイアンさんとデートだなんて。隣を歩く、ということを考えると相当キメッキメにしていかないといけない。
変な格好をしていったら私が恥ずかしい。
デートまであと3日。
私はスマホを手にし、アミィさんとみりあ。そして一応ソウジ。
相談をするべくLINEを飛ばした。
『1回くらいあんな素敵な人とデートしてみたかったのよね。まわりの女の人にうらやましいって言ってもらえるいい機会だわ』
今話したのは私じゃない。誰?
また首筋が痛くなる。花がまた侵食しているのか。
『チャンスはあと2回だ。チャンスをなくせばお前はずっと私に操られたままだ』
誰かかまた話す。
ならばもうあの言葉、羨望の意を無理矢理にでも口に出さないようにするしかない。
▽
そんなこんなで3日が経ち、今日はデートの日だ。
時刻は午後1時50分。
イアンは『夜の遊園地のライトアップが見たい』と言っていたので集合は午後の2時だ。
「…少し早かったかな」
待ち合わせより10分、5分早めに来る人は多い。誘われた側だがイアンを待たせるのには申し訳なく、家を早めに出てきたのだ。
実際、楽しみすぎて顔がニヤニヤしっぱなしだ。
自分のできる最大限のキメッキメにプラスして、3人からアドバイスされたような格好にしようと思ったけど、やっぱり結論は
『いつものAが1番』となった。
色々と妄想を繰り広げていると向こうからイアンらしき人物がAの方に向かって歩いてくる。
「よぉ」
自分の中で何かが崩れた気がした。
ひとことでまとめれば『カッコ良すぎる』。
Aがフリーズしてその場に立ち尽くしていると、イアンが呼んだ。
「A? Ms.如月? ――…Lady?」
レディ。
発音よく呼ばれたその名前は耳に残る。
黒いヒーローに呼ばれたときと同じような感じ。
「Oh,My 大丈夫かよ、さっきから…フリーズしっぱなしじゃねえか」
「ごごご、ごめんなさい…」
イアンの左手が差し出される。
「今日はよろしくな。」
ガタガタ震える右手に心の中で『収まれ』と願う。
「こちらこそ、よろしくお願いします。」
こうして2人のデートが始まった。
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーメンバー
キング
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れもんちょこ。(プロフ) - 紗羅さん» 初めまして!! コメントありがとうございます!! 確かにイエローもいいかもです…!! 黄色だとオビラップーしか頭に浮かばなくて。。笑 先に相棒を決めてから色の方が、いいかもしれないですよね…… (2016年5月15日 20時) (レス) id: e0b81bb17d (このIDを非表示/違反報告)
紗羅(プロフ) - 初めまして! 主人公の担当カラー、マゼンタは鮮やかですが、イエローがいない分ありだと思います! シアンもいるんで若干ディケイドっぽいですが(笑) 個人的には大賛成です!相棒とか、名乗りとかまた考えてみますね。 (2016年5月15日 0時) (レス) id: 1c381ff8d7 (このIDを非表示/違反報告)
れもんちょこ。(プロフ) - 莉希さん» すみません、外すのを忘れてました。 指摘ありがとうございます!! (2016年5月12日 23時) (レス) id: e0b81bb17d (このIDを非表示/違反報告)
莉希(プロフ) - 設定がオリジナル作品になっていますよ (2016年5月12日 23時) (レス) id: bc5faab83d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れもんちょこ。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/reena1/
作成日時:2016年5月12日 23時