ブレイブ2 part5 ページ13
「『何?』じゃないよ! 私達だけ逃げてきていいの? イアンさん達が―…」
多分ノッさんはそろそろキング達と合流する頃だ。
向こうは5人になる。見たところゾーリ魔だけだったからすぐ終わるだろ。―てか早く終わってくれ。 ソウジはそう考えていた。
「大丈夫。 みんな強いから」
真剣な目でソウジは言った。
10年以上一緒にいてそんな顔を見たこともなかったAは頷くしかなかった。
「行くぜ!!」
『獣電ブレイブフィニッシュ!!!!!!!!!!』
ドォーン！
タイガーボーイがある方角から煙が上がった。
「…!! イアンさん達が…!!」
Aは来た道を引き返すようにして走った。
「おい、A！ どこ行くんだよ！」
後ろからソウジも追いかける。
ああ。こういうときにあの黒いヒーローが私の目の前に現れて助けてくれたらいいのに。
『Lady!! 大丈夫か?』
『ここは俺達キョウリュウジャーに任せて、Ladyは早く逃げるんだ！』
そんな都合よく私の目の前に現れるワケないか。
世界中の人があの6人のヒーローの到着を待ちわびているのかもしれない。
悪は何処からでも出てくる。
今日みたいにいきなりゾーリ魔だけだったり、
学校で会った怪物が現れたり。
ぐるぐる脳内で考えていると、タイガーボーイの目の前に着いた。
あの大きな爆発音が聞こえた割にはお店のまわりは全然無事だった。
しかし、イアン達がいない。
きょろきょろ見回すと、Aの視界に見覚えのある背中と色があった。
「待って！ あなた、あの黒い人でしょ！？」
そう訪ねても返事はない。
黒色の背中はどんどん遠ざかる。
「A」
追いついたソウジがAの顔を見た。
「今ね、いたの。黒い人が」
「正体は分かったの?」
「ううん。分かんなかったけど、あの背中はきっとあの人だよ」
Aは泣きそうな声で言った。
「近そうで遠い距離。 案外Aの近くにいたりしてね」
ソウジは冗談っぽく言った。
冗談じゃなくてほんとのことだが。
「え…?」
「気にしない気にしない。今日はもう帰ろう」
「はーい。」
…ごめんA。
まだ、正体を明かすわけにはいかないんだ。
きっとお前のことだから色々と首を突っ込むだろうし、戦いに巻き込むなんてできないから。
黒いヒーロー だって本当は俺の仲間。
泣きそうなくらい、また会いたいのは分かってるつもり。
もう少し俺が強ければ…。よかったんだけどな…
ブレイブ3に続く。
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ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーメンバー
キング
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れもんちょこ。(プロフ) - 紗羅さん» 初めまして!! コメントありがとうございます!! 確かにイエローもいいかもです…!! 黄色だとオビラップーしか頭に浮かばなくて。。笑 先に相棒を決めてから色の方が、いいかもしれないですよね…… (2016年5月15日 20時) (
レス) id: e0b81bb17d (このIDを非表示/違反報告)
紗羅(プロフ) - 初めまして！ 主人公の担当カラー、マゼンタは鮮やかですが、イエローがいない分ありだと思います！ シアンもいるんで若干ディケイドっぽいですが(笑) 個人的には大賛成です！相棒とか、名乗りとかまた考えてみますね。 (2016年5月15日 0時) (レス) id: 1c381ff8d7 (このIDを非表示/違反報告)
れもんちょこ。(プロフ) - 莉希さん» すみません、外すのを忘れてました。 指摘ありがとうございます!! (2016年5月12日 23時) (レス) id: e0b81bb17d (このIDを非表示/違反報告)
莉希(プロフ) - 設定がオリジナル作品になっていますよ (2016年5月12日 23時) (レス) id: bc5faab83d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもんちょこ。 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/reena1/
作成日時：2016年5月12日 23時
