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はじめてのキス 2 ページ5

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それからしばらく待っていると

雨は降ってるのに段々青空が見え始めた。



『え、ザーザーなのに』


「不思議だね」



光がさしてきて雨もやんできた所で

屋根の下から出ると



『すっご』


「はっきりしてて綺麗」



進行方向には大きな虹。



『雨のおかげ?』


「私たちはずぶ濡れだけど笑」


『……服買って着て帰ろっか』


「名案」



虹の方向に歩こうとすると



『Aちゃん』



私の名前を呼ぶ紫耀。



横を見るとなにやら真剣な顔。



『あのさ……』


「?」


『キスしていい?』


「え、なんでここで」


『さっきの雨で人いないし……それに』


「それに?」


『虹の下でキスするとかロマンチックかなって……』


「………」


『無理強いはしない。

Aちゃんが嫌ならしない。

でも俺らの初めてだから思い出になるのがいいなって思うんだけど

………どう?』


「そんなこと言われたら断れないよ」


『断れないの知ってて言ったんだけど笑

Aちゃん、好きだよ』



紫耀の顔が近づいてきて



目を閉じると唇が軽く触れて離れていく。



『ごめん、強引で。

でもAちゃんとキスしたかったから……』


「でも紫耀のそういうとこも私好きだよ」


『ありがと……じゃ行こっか』



二人で虹の方に歩いていく。





『お揃いのTシャツとか着ちゃう?』


「それはやだ笑」

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設定タグ:平野紫耀 , King&Prince   
作品ジャンル:恋愛
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作者名: | 作成日時:2020年7月11日 23時

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