First time with you (ページ37)

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はじめてのライバル 1 ページ37

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『夏用にさ

もう少し薄手のブランケット欲しくて』

「エアコンの温度あげれば

いいんじゃない？」

『寒い中Aちゃんと

包まるのがいいの』

「……私は温度上げてくれた方が

いいんだけどな」

『まぁまぁ。買いに行こー』

お気に入りのブランケットを

買ったお店にAちゃんを連れていく。

『ここのはふわふわ加減が最高でさー』

「確かにね。触り心地私も好き」

『今回どれにしよっか』

二人で悩んでいると

『あれ、A？』

誰？

横のAちゃんを見ると途端に笑顔になって

「優太！」

嬉しそうな顔してる。

え、なにその顔。

すっげぇ幸せそうなんだけどなんで？

優『うわ！ほんとにAだった！』

「久しぶりー！ここで働いてるんだね」

優『そう！

なに、ブランケット探してんの？』

二人の世界に入ってるとこに割り込んだ。

紫『…………誰この人』

「あ、ごめんごめん。

この人優太。私の幼なじみ」

優『どうも。岸優太っす』

紫『あ、どうも。平野紫耀です……』

「紫耀は私の彼氏でね。

今日は紫耀のブランケット探しに来たの」

優『え、お前の彼氏？

あんなに男っ気なかったお前が』

「優太うるさいよ」

ねぇ、だから二人の世界に

入んないでってば。

Aちゃんの俺に対する態度とか

言葉遣いが全然違ってるし

笑い方もいつも見てるのと違う