大好きな君と君の大切な人探し (ページ9)

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ルネジムから帰ったあと、お母さんにイッシュに行くことにするってことを伝えた。貴方なら大丈夫とOKしてくれた。

ついにユウキがハルカに告白することを決意したと連絡が来たので、その日の作戦会議をしようと明日の予定ができた。

少しおしゃれなカフェに入ると先にユウキが待っていた。

「さてさて、ユウキくん。いい決断をしたね君は。いつにするの？」

「…花火大会の日にする。その日に白黒つけたい！」

あれ、私の聞き間違えかな。花火大会なんて聞こえたんだけど。

「…でもハルカはダイゴさんといるよ？どうする気？」

「そこなんだよな～だけど、俺は花火をハルカと一緒に見たい！」

なんでこいつはこんなに軽々しいんだ…と口に出しそうなところを飲み込んだ。無理難題を押し付けられてるような気分になった。

　

「花火が上がる前にか…」

花火大会の日ハルカはダイゴさんと一緒。2人には申し訳ないけど離すしかない…

「…申し訳ないけど、そのハルカとダイゴさんを離すってことしか頭に浮かばないんだけど、おすすめはできない」

「そうだよな…」

「うん。だったら前日に言え。当日意識させろ」

引き裂くことはできなくても、花火大会中ユウキを意識させることはできる。

「前日ね…やってみる」

「うん。応援している」