大好きな君と君の大切な人探し (ページ6)

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「もしもし？」

「あぁAちゃん？」

私に電話をかけてきたのはルネシティのジムリーダーミクリさんだった。ミクリさんから連絡をくれるのは珍しかった

「そうですよ、ミクリさん。どうしたんですか？」

「いや、あとで君とお話したいと思ったんだけど、電話のほうが早いかと」

よく、私はミクリさんとお話をする。ミクリさんと私は似たような立場にいて、同じ人に恋をしているダイゴさんと、ユウキの話をよく聞く。

「ちょっとまってください！少ししたらルネ行きます！その時がいいです！」

「わかった！じゃあ君のこと待ってるよ」

「ありがとうございます！なるべく早くいきます！」

とミクリさんとの通話を切った。そして、2人を探しに行った。だいたいどこにいるかわかるので足を向けた。

思い当たるところに着くと2人はベンチに座っていた。ハルカはプラスルを撫で、ユウキは最近生まれたんだろう、ミズゴロウを膝にのせていた

「2人ごめん！ミクリさんに呼ばれて今からルネ行かなきゃなんだ！」

「そっか！じゃあ、このタイミングで解散しよ！」

とハルカが切り出した。そうだなっとユウキも合意し、そこで解散となった。ハルカはダイゴさんのとこに行く！って言ってチルタリスで行ってしまったので、実質2人だ

「断られたでしょ」

ベンチに腰を掛けながら、言った。そしたらなんでわかった？みたいな感じでユウキは顔を上げた。

「どんだけ一緒にいると思ってるの。あと二人なんだから雰囲気悪くしないでよね」

「でもミクリさんは？」

「大丈夫大丈夫、ミクリさんだもん。許してくれるよ」

ゆっくりとユウキが口を開けた。内容はハルカはダイゴさんと約束していた。なので断られた。と簡潔に話してくれた。

「そっか…よくハルカの前でしょげなかった、頑張ったね。ユウキなら諦める気はないでしょ」

「おう！」

「それだけ聞きたかった」

「オレもそれだけは絶対言いたかった」

ふふっと2人同時に笑いだした。
ユウキはスッキリしたようで、俺！バトルフロンティアいく！と言って向かった。
私も同じタイミングでルネシティに向かった。