大好きな君と君の大切な人探し (ページ26)

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空港につき、そろそろ搭乗の時間となった。

「ミクリさん。本当に何もかもありがとうこざいました！」

「いえいえ。Aちゃん、ベストウイッシュ！良い旅を！」

「ベストウイッシュ…？」

「イッシュ地方でよく言われている言葉さ、"たくさんの幸せがありますように"という意味が込められているのさ」

「そうなんですね！それではミクリさん、ベストウイッシュ！いい一日を！」

ミクリさんは軽く微笑み返してきた。自分は彼に背を向け、歩き出す。もう次地上に足がついたときはもうホウエンではなく、イッシュだと思うとなんだかすごく寂しい

「ミクリさん、たまには帰ってきます！！そしたら一番に行きます！ミクリさんのとこ！」

飛行機に乗り、自分の座席に座った。窓側の席で、よく景色が見れた。

「皆さま、今日もホウエン航空770便、イッシュ行をご利用くださいましてありがとうございます。」

アナウンスが流れ始めた。caさんの言うとおりにシートベルトをつけ、離陸を待っていた。

飛行機が動き出し、離陸を始めた。すこし上昇したら上からのホウエンが見えてきた。

自分のまちミシロタウン。トウカシティや、カイナシティよく通っていた、ルネのジム。もう当分この町並みを見れないなんて思ったら泣けてきた

「…」

　

大好きなこの地方を出ると思ってもいなかった。でも決めたことは最後までやり通す。そんな意気で窓の外を眺めた