大好きな君と君の大切な人探し (ページ20)

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「Aちゃんは何か知っているかい？」

ばったりあったダイゴさんはそう言った。待たせている人がいるってことはユウキしか考えられない。言うべきか、ミクリさんに助けを求めた

「ごめん。ダイゴ私達は何も知らないよ」

「…そうか」

「ここで私達失礼するよ。わたあめの店が閉まるかもしれないからね」

「あぁ、引き止めて悪かった。」

ダイゴさんはバツの悪そうに歩いていった。

「ミクリさん言わなくて良かったんですか？」

「ふふん、これはダイゴとユウキくんの勝負。人に言われるより、自分で考えたほうがいいと思ってね」

そう言うものなのかと一人少し納得した。何あれユウキの恋が実ったんだ。明日からかうしかない。

「さぁ買って帰ろうか。家まで送るよ」

「ありがとうございます、」

わたあめを買い、帰路につく。ミクリさんはルネだからと言ってポケモンの背中に乗せてもらい、空から家を見下ろした。

「ミクリさん今日は色々ありがとうございました。」

「こちらこそ、Aちゃんとまわれてよかったよ」

ミクリさんがじゃあと言いながら歩き出した。見えなくなるまでその背中を見続けた。