【銀魂】【あんスタ】アイドルとドSと

9．早起きは三文の得？ ページ10

そして翌日。




何故かくっそ早い時間に目覚めてしまった私はもう一度寝ようにも寝付けず、今までで一番早い登校をした。

着くと無論、そこには誰一人としておらず。私はとにかく暇を持て余していた。





「…どうしよ。暇」




思わず呟いてしまう程である。せめて誰でもいいから話し相手なるものがいれば変わったのだろうが今はなんと朝の6時。良い子は起き始める時間である。


なのになんで開いてたんだって？私にもわからない。どうせ鍵閉め忘れたとか作者の都合とかでしょ。(突然のメタ発言)



もうとにかく暇なの！！誰か早く来てよ！！私をこの暇地獄から解放してくれェェ！！



結局私の心の叫びは誰にも届くことなく、ただ虚しいだけであった。





「…あ。そういや瀬名から衣装のデザイン画頼まれてたんだった。それやろ」




すっかり忘れていたが数週間前、瀬名から新しい衣装のデザイン考えてくれと言われていたのを何故か今思い出した。



ちなみにKnightsの衣装のほとんどが私の考えたものがベースとなっている。私が考えたものに彼らが足し算と引き算をしてできたものが今彼らが身につけている衣装達なのだ。

昔から絵を描くのは好きだったからそれが役に立ってよかったと思っている。考えるのは結構どころかかなり大変だけど。





そんなこんなで描いていると「おはようみんな！！」というバカでかい声が聞こえてきて我に返る。


辺りを見渡すといつものメンバーが見えていつの間にそんな時間になっていたのかとびっくりした。




「おはよう相楽！！今日は随分と早い登校だな？何かあったのか！？この正義のヒーローにドンと言ってみろ！！」


「おはよ、守沢。相変わらず熱血ヒーローだね〜。冬は嬉しいけど今は夏行きの列車に乗ってるから極力私に近づかないでね☆」



「ん？なんか何気に邪魔者扱いされたような…？」

「いや鈍感すぎでしょもりっち」




斜め後ろからそんな声が聞こえ、振り返るとそこにはいつかのOHM羽風がいた。


「おはようOHM羽風」と言うと「なんかもうそれ恥ずかしいからやめて！あとおはよう！！」と返ってきた。いつになく元気だぞなんか。





「てかAちゃん何描いてんのそれ？」


「ああ、これ？これはね、Knightsの＿＿＿」
「あれ〜？なんで今これ描いてんのかなぁ？」





すると頭を鷲掴みにされ私は壊れかけのロボのようにギギギ、と首を動かした。






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