6.フラグ回収 ページ7
___あれから数日後、事件は起こった。
私はまた生徒会のパシ…雑用で書類を運んでいた。
何故か佐賀美コノヤローがために溜めまくった書類だったらしく、椚に「いい加減渡しなさい」と鬼の形相で言われたのだとか。
でも佐賀美コノヤローでは運びきれない程の量だったため、雑用係である私が駆り出されたというわけだ。
それにしても多すぎる。
今運んでるので全部の量の3分の1だけどもうすでに前見えないからね。ここで誰かが突進してきても避けきれないからね。
とにかく何も起きませんように、と願いながら運び続け最終ターン。これを運べば終わりだ!という時に限ってフラグは回収されてしまうのだった。
「あ゛ー、重いー」
いよいよ運搬地獄も終わりを迎えるという大事な時。私の腕はさすがに限界に達しているらしくプルプルしている。
だがしかし、私はそんな身体にムチを入れ気合いで運んでいた。すると、
「__う、わッ!?」
見事にツルッと滑りすっ転んでしまった。幸い打ったのは腰で、しかもそこまで痛くはない。だが私は目の前に広がっている光景にもう青ざめるしかなかった。
「あらま…こりゃ大変だ」
他人事みたいになっているが、私の目の前には今まで運んでいた書類が見事に散らかっている光景が広がっている。
やる気も失せそうな程の量に深く重いため息をついていると聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「わはは☆なんかすっごいことになってるな!!」
「ホントね〜……ん?」
思わず後ろを振り向くと、そこには懐かしいオレンジ髪とライオンの様な毛並みが特徴的な__
「ッ、レ、レオ!?」
私の親友月永レオがいた。
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赤城(プロフ) - コメントありがとうございますッ!!そう言っていただけるととても励みになりますし、あの、とても頑張ろうという気になります!!(語彙力)Knightsイベも走り抜けますよ!!これからも応援よろしくお願いしますm(*_ _)m (2019年9月10日 6時) (レス) id: 5b366db0ae (このIDを非表示/違反報告)
瀬永凛月(プロフ) - コメント失礼します!いつも楽しく読ませていただいてます!更新頑張って下さい!Knightsイベントも頑張って下さい! (2019年9月9日 23時) (レス) id: 37964d43ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤城 | 作成日時:2019年6月17日 18時