26.校内案内 ページ27
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「すまなかったね。なにせアイドル科は他校だけじゃなくてアイドル科以外の夢ノ咲学院の生徒ですら許可がないと入れないんだ」
「はあ、」
先程現れたこの男_天祥院英智と言うらしい_によって無事校内に入ることができた俺は、Aがいると思われるところまで案内してもらっていた。
つーか知り合いなら渡してくれりゃいいじゃねーか。
「Aちゃんは基本的放課後は『Knights』の練習場所にいることが多いんだ」
「『Knights』…?」
「おや、知らないのかい?Knightsはこの夢ノ咲学院の中でも古豪と呼ばれるユニットだよ。
平たく言うと強豪チーム、というところかな」
『Knights』…。そういやクラスのメス豚共がなんか言っていたような気もするが興味がなかったため聞いていなかった。話を聞く限り結構すげェアイドルグループらしい。
「Aはそいつらと何やってんですかィ?」
「プロデュースだよ。いつも彼らのレッスンに付き合っているらしい。僕もいつかお願いしてみたいね」
当然のようにそういうそいつに俺は少し疑問を感じた。
アイドルになりたいと言って夢ノ咲学院に入ったアイツがなぜKnightsとかいう集団の指導をしているのか。んな事してる暇があったら自分の練習をすればいいのに。
「なんで?って顔をしているが君は知らないようだね。今の彼女の状況を」
「…知らなくて悪ィか」
「いや?君が知らないのは当然の事だ。僕達アイドルに興味のない君は、ね」
「それってどういう…」
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「___もうどーでもいいから二人でランデブーでもなんでもしてろ!!私を巻き込むなァァァ!!」
「そんなっ…!!酷いですよ相楽先輩!!……って、相楽先輩!!前!前!!」
「え?」
突如猛スピードで走ってきたそいつと、俺は本日二度目の衝突をしたのだった。
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赤城(プロフ) - コメントありがとうございますッ!!そう言っていただけるととても励みになりますし、あの、とても頑張ろうという気になります!!(語彙力)Knightsイベも走り抜けますよ!!これからも応援よろしくお願いしますm(*_ _)m (2019年9月10日 6時) (レス) id: 5b366db0ae (このIDを非表示/違反報告)
瀬永凛月(プロフ) - コメント失礼します!いつも楽しく読ませていただいてます!更新頑張って下さい!Knightsイベントも頑張って下さい! (2019年9月9日 23時) (レス) id: 37964d43ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤城 | 作成日時:2019年6月17日 18時